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半年間のけがれを高千穂峡に

本紙掲載日:2021-08-02
3面
川へ「人形」を投げ入れる甲斐慎一郎禰宜

高千穂神社で夏越しの大祓

 高千穂神社(後藤俊彦宮司)は29日、この半年に身に付いたけがれなどをはらい清める夏越大祓(なごしおおはらえ)があり、参拝者らの無病息災を祈願した。

 毎年、7月29日の夏季例祭に合わせて行っている伝統行事。拝殿で神事を執り行い、三田井神楽保存会が神楽「入鬼神」を奉納した。

 半年間の災難を払う人形(ひとがた)流しがあった。身代わりとなる人形に、参拝者は住所と名前を書き、息を吹きかけるなどして半年の間の災難やけがれを移した。

 神事後、甲斐慎一郎禰宜(ねぎ)や神職、みこらが高千穂峡へと移動。五ケ瀬川に架かる神橋(しんばし)の上から人形を川へと投げ入れた。

 また、同神社拝殿前には直径2メートルほどの「茅(ち)の輪」も設けられ、参拝者がくぐって半年間の厄を払った。茅の輪は31日ごろまで設置しているという。

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