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乙島の遊歩道に案内看板

本紙掲載日:2021-08-02
3面
案内看板に絵を描く門川中学校美術同好会の部員たち
完成した案内看板を島内の遊歩道に設置する地域おこし協力隊員ら(提供写真)

門川中美術同好会が絵を担当

 門川町の門川湾に浮かぶ無人島・乙島(おとじま)の遊歩道にこのほど、展望所やキャンプ場管理棟などの位置を示す案内看板9個が設置された。地元の門川中学校の美術同好会(染田美津妃部長、部員28人)が絵を担当した。

 島内には約2キロの遊歩道があるが、案内看板がなかったことから新たに設置することになり、町観光協会が今年5月、同校の美術同好会に絵を依頼した。

 部員たちは縦約30センチ、横約55センチのスギ板に魚、花、星空など同町や乙島を連想させる絵を描き込み、油性ペンキで色付けして全9枚を完成させた。「南展望所550m」などの文字は投影機を使って転写し色付けした。

 3年生の和田胡春さんは「夕暮れ時の乙島もきれいなことを知ってもらいたい」と、夕焼けに染まった空と海に浮かぶ乙島の姿を、美しいグラデーションで表現した。「自分の絵がこういう形で残せてうれしい。良い思い出になります」と話した。

 完成した案内看板9個は後日、同町の地域おこし協力隊員や町職員が島内の遊歩道に設置した。

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