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献血バス、新車両導入−県赤十字血液センター

本紙掲載日:2021-08-03
2面
県赤十字血液センターが導入、運行を開始した新しい献血バス

5年ぶり更新−コロナ対策も万全


 県赤十字血液センターに新しい献血バスが導入され、7月28日から運行を開始した。最初の献血会場となった県庁防災庁舎前広場(宮崎市)では、通り掛かった多くの市民や県庁職員らが献血に協力していた。今後、県内各地を巡回する。

 同センターでは所有する4台の献血バスで県内各地を巡り、献血活動をはじめ命を救う献血の大切さの呼び掛けなどを行っている。このうち、2006年から15年間活躍してきた献血バス1台が老朽化したため、5年ぶりに更新された。

 新しい献血バスは車内に献血ベッド4台を常設しているほか、新型コロナウイルスの感染防止対策としてベッド間を仕切るビニールカーテンやロールスクリーンなども完備。照明もLEDを備え、明るい室内で献血することができるという。

 また、バスの後方には献血ウェブ会員サービス「ラブラッド」のQRコード付きの看板を設置し、会員登録のPRの役割も担う。ウェブ予約で、都合のいい時間に少ない待ち時間で献血できるサービスで、県内で1万2150人が登録している。

 センターによると、人口減少や少子高齢化などに伴う献血協力者数の減少で、安定的な血液確保が課題という。調整監の元日田勉さんは「献血は誰かの命を救う行為につながる。多くの人々に献血の協力をお願いしたい」と話していた。

 献血や献血ウェブ会員サービス「ラブラッド」の登録についての問い合わせは同センター(電話0985・50・1800)。


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