延岡市健康長寿推進市民会議

新会長に米田さん−事業計画案など承認

　延岡市健康長寿推進市民会議の今年度第１回全体会合は７月３０日、延岡市役所２階講堂であり、事業計画や予算案などを承認した。また会長を務める佐藤彰洋さん（旭化成延岡支社総務部長）の異動に伴い、新会長に米田昌樹さん（同）を選任した。また、構成団体にＮＰＯ法人のべおか健寿ささえ愛隊（佐藤圭創理事長）を加えた。

　昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ミニボウリング大会や「めざせ健康長寿！ｉｎのべおか」などが中止に。促進事業への補助金交付では、例年申請が多いいきいき百歳体操が前年の２０件から４件と大幅減。前年３件のグラウンドゴルフが６件と最も多く、市民の屋内における密回避の意識高揚がうかがえる結果となった。

　今年度は新型コロナの感染状況を注視しつつ、のぼりざるフェスタへの出展やいきいき百歳体操交流大会、第７回市民会議会長杯ミニボウリング大会などを計画。各活動を通して骨粗しょう症や糖尿病、認知症の予防意識の醸成、のべおか健康マイレージの普及などを図っていくとした。

　同会議は２０１０年設置。市民団体、産業・医療・教育・福祉・行政関係者など３０人で構成し、月１回の代表者会合、年２回の全体会合を開き、健康長寿のまちづくり市民運動を進めている。今回新たに会長に就任した米田さんは「コロナ禍の中、市民が健康になることが医療体制を守ることにつながる。より実効性のある取り組みをしていきたい」とし、協力を呼び掛けた。