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ベテランから子どもまで伝統漁法を楽しむ−見立渓谷

本紙掲載日:2021-08-10
3面
ヤマメ釣りを楽しむ参加者

ヤマメ釣り満喫−ハンス・ハンターしのび大会−日之影町観光協会

 ヤマメの渓流釣りを楽しむ「第1回ハンスハンターフェスティバル」が1日、日之影町見立地区であり、愛好家や家族連れが清流の日之影川でヤマメ釣りを楽しんだ。主催は日之影町観光協会(瀧川宗利会長)。

 現在、国の登録有形文化財に指定されている英国館を同地区に建て、フライフィッシングを紹介した実業家、故ハンス・ハンターに敬意を表して初めて開催。県内在住の49人が参加した。

 同地区のあけぼの荘に集まった参加者は、同所から1・5キロ上流までをエリアとして釣りをスタート。緑豊かな見立渓谷で、子どもたちは親や祖父母に教えてもらいながら和気あいあいと、愛好家らは場所や仕掛けを変えながら真剣な表情で釣りを楽しんだ。

 同エリアには、イベントに協力した西臼杵漁業協同組合日之影支部(坂本正博支部長)が前日に、体長20〜30センチのヤマメ1800匹を放流。参加者は、見事ヤマメを釣り上げると笑顔を見せていた。

 瀧川会長は「前日から町内に宿泊した参加者もおり、フェスティバルをやって良かった。温泉や宿泊など、町内をゆっくり楽しんでもらうイベントを企画し、町へのリピーターをつくっていきたい」。坂本支部長は「きょうは天気や水量も釣りに良い状態だった。今回の参加者の意見を聞いて反省点を見直し、来年もこのイベントを開催したい」と話した。

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