夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
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大正時代に開店吉田文具店−日向市本町
◆「多くの出会いに感謝」
まちの文具店として市民に親しまれてきた日向市本町の「吉田文具店」が7月末で閉店し、97年の歴史に幕を降ろした。約100年の歴史を持つ老舗の閉店に、多くの市民からは惜しむ声が聞かれた。
「吉田文具店」は、2代目で代表取締役の吉田稔さん(81)の祖母、故文子さんが1924(大正13)年に同町で開いたのが始まり。73(昭和48)年に東京から稔さんが、妻のしづ子さん(73)ら家族と帰郷し店を引き継いだ。その後、79(昭和54)年に現在地に店舗を新築。約半世紀にわたり営業してきたが、日向市駅周辺土地区画整理事業に伴う店舗解体、稔さんの高齢化などを理由に閉店することを決めた。
稔さんは同町出身。富島高校卒業後に上京、東京の大学を卒業し、就職していたが、祖母・文子さんが高齢となり後を継ぐために日向に帰郷した。以来、店舗での営業のほか、市内外の公立学校、企業を回り、しづ子さんと二人三脚でのれんを守ってきた。「もうけようとは、思いもしなかった。利益がなくても良いものを提供し、困っている人を助けることだけを考えてきた」と稔さん。
東京の仕事で身に付けた技術力を生かし、自店で販売した商品以外も気軽に修理を請け負った。「困ったときは、吉田さんに」とお客さんから頼りにされ、顧客のネットワークも広がった。「ノート1冊でも配達したり、アフターサービスにも力を入れた。助かったと言われるのが励みになった」と振り返る。
昔のにぎわいを取り戻そうと、まちの活性化にも取り組み、さまざまな役職も歴任した。日向十五夜祭奉賛会の会長を務め、ユニークなアイデアを練って祭りを盛り上げた。本町商店街振興組合の組合長としては、日向市駅鉄道高架事業、中心市街地活性化などまちづくりに積極的に協力した。
40年以上の付き合いがあるという日向市在住の70代男性は「なじみの店がなくなり、本町の景色が変わっていくのは寂しい」と残念がった。
「たくさんの思い出があり、多くの皆さんに支えられてきた。まちなかの灯を消してしまうのは申し訳ないが、(稔さんが)元気なうちにと決めていたようです」としづ子さん。稔さんは「60歳でやめよう、70歳でやめようと考えていたら、気がついたら80歳を超えていた。皆さんには本当にお世話になった。多くの出会い、思い出に感謝したい」と笑顔で話した。