県内最多１１１人−１７日

日向市８人、門川町６人、延岡市４人

◆新型コロナＬ４５２Ｒ」株疑い４１人

　県と宮崎市は１７日、県内で１１１人（３８１３〜３９２３例目）が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の１日当たりの新規感染者数としては、今年１月７日の１０５人を上回り過去最多。宮崎市６２人、日向市８人、門川町６人、延岡市４人など。デルタ株を含む「Ｌ４５２Ｒ」株疑いは４１人が確認され、累計１８０人となった。

　宮崎市と県北を除く市町村別は、都城市が４人、新富町と小林市、日南市が各３人、西都市と高鍋町が各２人、国富町と川南町、都農町、串間市が各１人、県外は福岡県３人、大阪府と千葉県が各２人、埼玉県と宮城県、鹿児島県が各１人。

　県によると、日向市の８人は２０代から６０代の男女。このうち２０代と４０代女性は感染者の同僚で接触者、３０代男性は県外往来歴あり、その他の２０代と５０代、６０代の男性、３０代と５０代の女性は行動歴や接触者の有無などを調査中。

　門川町の６人は４０代から６０代の男女。このうち４０代の男女は家族など、５０代と６０代の女性は感染者の同僚、５０代男女は家族。延岡市の４人は１０歳未満から６０代の男女で、１０歳未満と２０代、６０代の女性は感染者の家族・親族、２０代男性は行動歴など調査している。

　県北以外は、日南市の１０歳未満から３０代の男女３人、都城市の３０代と４０代の男性、新富町の１０代男性と２０代女性、高鍋町の５０代の男女、西都市の２０代の男女、小林市の５０代男性、都農町の４０代男性は、感染者のそれぞれ家族、親戚、同僚など。

　都城市の２０代男性２人、小林市の１０代と３０代の女性、串間市と新富町の２０代男性、川南町の１０代男性、国富町の５０代男性は同日時点で感染経路は不明という。

　宮城県と福岡県の２０代男性は帰省で、これまで発表された感染者の知人と接触歴があるという。鹿児島県の２０代男性と千葉県の２０代女性も帰省で、行動歴などを調査中。

　宮崎市内の６２人は１０歳未満から６０代の男女。うち２４人は感染者の家族や親戚、同僚、友人・知人で接触者、クラスター関係が５人、県外への訪問歴ありが５人、県外感染者との接触歴ありが２人、県外来訪者との接触歴ありが２人、感染経路不明が２４人。

　このほか、千葉県の１０代男性と大阪府の１０代男性、福岡県の２０代男性は、これまで発表されている感染者のそれぞれ知人で接触者、埼玉県の１０代男性と福岡県の１０代男性、大阪府の２０代男性は行動歴などを調査している。


◆重症者はゼロ−１６日時点

　県内の１６日時点の入院は８１人、うち重症者は０人。入院のうち、延岡西臼杵１９人、日向入郷１２人。

　宿泊・施設療養中は２６７人で、うち宿泊療養は宮崎市８２人、延岡市３０人、都城市４２人、自宅療養１１３人。入院・療養調整中１３７人。


◆宮崎市内で新たにクラスター２件−事業所と接待を伴う飲食店

　宮崎市は１７日、市内で新たに２件のクラスター（感染者集団）が発生したと発表した。事業所（市内３９例目）と接待を伴う飲食店（同４０例目）。１６日までに２０〜３０代の男女計１１人の感染が確認されている。

　市によると、市内事業所は従業員５人が感染。今月１２日に３０代男性の感染が判明した後、１４日に３０代女性、１６日に２０代男性３人が検査で陽性となったため、クラスターに認定した。

　接待を伴う飲食店の感染者は、１６日までに従業員６人。今月１１日から１４日までに２０代男性４人の感染が分かり、１６日に３０代男性と２０代男性が検査で陽性が判明したため、クラスターに認定した。


◆新たにクラスター２件

　宮崎市は１８日、市内で新型コロナウイルス感染症のクラスター（感染者集団）を新たに２件確認したと発表した。概要については午後２時に記者発表する。


◆延岡市職員が感染

　延岡市は１７日、健康福祉部に勤務する４０代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。職員の感染者は７人目。市によると、１０日まで勤務し、以降は勤務実績がなく、職員や市民との接触はないという。


◆１８日、１３０人未満

　県は１８日午前、新型コロナウイルスの昨日の新規感染者が１３０人未満になる見込みと発表した。１日当たりの新規感染者数としては、前日の１１１人から２日連続の１００人超えとなり、過去最高となる見通し。確定値は午後４時に公表する。