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18日から「羽生結弦展」

本紙掲載日:2021-09-06
6面

東日本大震災の被災時と今伝える

 フィギュアスケート選手羽生結弦さんの震災経験から改めて震災について考え、防災への意識を高めようと「羽生結弦展共に、前へ―東日本大震災あの日、そして今」が18日〜10月11日の午前10時から午後6時まで、宮崎市橘通西のみやざきアートセンター5階展示室で開かれる。入場無料。

 今年は東日本大震災から10年。当時16歳だった羽生さんは宮城県仙台市で震災を経験した。津波に遭った同県石巻市を2014年に、福島第一原発事故のため福島県いわき市の仮設住宅で生活している人を15年に訪問した。18年には、避難指示が解除された地区を訪れ、仮設住宅からふるさとへ帰還した人らの声を聴いた。同展は、羽生さん自身の避難所での経験や被災地で出会った人たちの「あの日」と「今」を伝える内容。

 羽生さんが被災者を思い、エキシビションプログラムで演じた「天と地のレクイエム」(松尾泰伸作曲)で着用した衣装なども展示する。

 会期中無休。入場は午後5時30分まで。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前に入場整理券を入手しなければならない場合もある。問い合わせはみやざき文化村(電話0985・22・3115)まで。


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