【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 
口座振替

コロナリポート−社員発案、テイクアウトの日

本紙掲載日:2021-09-09
3面
食事を前に同社のインスタグラム用として撮影も欠かさない。SNSを利用した発信にも、開始直後から力を入れる

弁当で昼食多くの企業にと願う−このはな不動産

◆飲食店を守ることは自分たちを守ること

 先月31日の正午すぎ、延岡市恒富町のこのはな不動産(塩谷愛藍代表)に、同じ弁当で昼食を取る社員の姿があった。この日は同社が5月から毎週火曜日に続ける「テイクアウトの日」だ。「おいしい」と穏やかに食事を楽しむ姿とは対照的に「地域の飲食店を守ることは自分たちを守ること」という強い決意があった。

 塩谷さんは昨年4月、厳しい状況の中、営業を続ける飲食店を応援したいと、仲間と共にテイクアウトサービス情報を掲載するポータルサイト「#ノベメシ」を立ち上げ、事務局として管理している。

 「テイクアウトの日」は社員発案の取り組み。長引くコロナ禍で営業できない、客が戻らない状況が続く中、「できることはテイクアウトを頼むこと」と始めた。「曜日を決めることで、イベントとしてスケジュール調整ができて、習慣化する」と、会議のため社員が比較的そろう火曜日を「テイクアウトの日」に設定した。

 特徴は会社が弁当代を負担するのではなく、「みんなでお金を出し合い、頼める人が頼む」希望制にすること。「一人一人のお金というところに意味がある。自分の財布から出したお金が地域を循環し、回り回って自社にも来るという意識付けの機会になれば」と塩谷さんは期待する。

 同社では「今週どうする?」と注文する弁当を決める時間は楽しみになっており、毎回全員が頼むという。「タクシー会社にとって昼の貴重な財源」との考えから、宅配タクシーも利用。会社に弁当を届けてもらう。

 テイクアウトの日採用で、「普段話せないような話題になり、互いを知るいい時間になっている」という。

 さらに、「会社で注文して食べたものがおいしければ家でも頼もうとなるし、忘年会はここでしたいというアフターコロナの選択肢にもなる」と期待を込める。

 「4人の会社だから経済効果は小さいが、50人、100人規模の会社が取り組めば地域規模で経済が循環する。地域の飲食店から弁当を買うことで地域にお金が流れる仕組みができて、最終的には自分たちを守ることにもつながる」と塩谷さん。同社を利用する客にも飲食店経営者や関係者など大勢おり、その思いは強い。

 「同じ経営者として非常に大変なのは分かる。コロナの影響を受け、うちもどうなるかは分からないし、つらいのも分かる。(4人規模では)飲食店の小手先の力にもならないかも知れないが、何もしない訳にはいかない。うちのような規模の会社が10社実践すれば、40個の弁当が毎週売れる」と力を込める。

 「社員とのコミュニケーションが取れなくて困っているという話はよく聞く。同じご飯を囲む機会は、コロナでなくなっていること」。その悩みはテイクアウトで解決できそう。塩谷さんは取り組みが多くの企業に広がることを願っている。

その他の記事/過去の記事
page-top