日向市議会定例会、補正予算案など可決

コロナ対策補正を追加提案

　開会中の日向市議会９月定例会は１７日に本会議を開き、２０２１年度一般会計補正予算案や条例の改正案など７件と委員会提出の「コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書」を可決。専決処分２件の報告を承認した。

　また、市は新型コロナウイルス感染症対策費を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案と２０年度一般会計歳入歳出決算認定など関連の１４件を追加提案し、十屋幸平市長が提案理由を説明した。このうち、一般会計補正予算案は原案通り可決した。

　開会日に上程した一般会計補正額は１億６５４万円の増額。主なものは、情報サービス関連企業の誘致を推進する企業誘致推進事業２００万円、市総合体育館の整備に向けた調査設計を行う整備事業６８０万円、宮崎牛を小中学校の給食に提供する県産農畜水産物応援消費推進事業９５８万円、６月豪雨により被災した農地や農業用施設の災害復旧事業１６００万円など。同総額は３１０億４４５０万円となった。

　この日追加提案した一般会計補正額は６億１０７０万円の増額。新型コロナウイルス感染症対策として営業時間短縮要請協力金交付事業費５億６５６０万円、中小企業等緊急支援事業費４５１０万円。同総額は３１６億５５２０万円となった。

　昨年度の決算総額は歳入が前年度比２２・６％増の３９７億８５３５万円、歳出が同比２２・９％増の３８９億６５７２万円。翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支は６億２７１３万円の黒字決算。９月定例会は１０月５日まで行われる。