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延岡工業高校生活文化科「ミシンレンジャー」

本紙掲載日：2021-11-02

6面

延岡工業高校の生徒に教えてもらいながらミシンを使う緑ケ丘小５年生

緑ケ丘小でお手伝い

　延岡市の県立延岡工業高校（安楽耕三校長）生活文化科の生徒で構成された「ミシンレンジャー」が１０月１５日、緑ケ丘小学校（長友紀校長、２１９人）を訪れ、５年生３９人の「ミシンを使ったナップザック作り」を支援した。

　訪れたのは、ファッションコース選択の２年生１４人。昨年はコロナ禍で中止になったが、恒例行事として長年、同校を訪れている。

　二つの教室に分かれ、児童２、３人に高校生１人が付いて作業した。多くがミシンを使ったことのない児童。高校生はまず、ミシンの使い方、基本の縫い方を丁寧に教えた。

　続いて、それぞれが選んだ布に待ち針で印を付け、本体の左右とひもを通す部分を、高校生の手助けを受けながら慎重に縫い進めた。友達が高校生から習う姿を真剣に見学する姿も見られ、意欲的に活動。３時間の授業時間内に、ひも通しまで完成させた児童もいた。

　５年生の山元千楓さんは「楽しく縫えてうれしい。高校生は優しくて聞きやすかった。体育着を入れたい」と笑顔。甲斐幌大さんは「教え方がうまくて分かりやすかった。次は給食用ナフキンを縫ってみたい」、尾﨑太芽さんは「もっと大きいバッグを作ってみたい」と話していた。

　高校生の堀田咲姫さん、岩田桃さん、太田菜々子さんは「大変だったがやりがいがあった。分からなくても頑張ってやってくれた。きれいにできて良かった」と感想。「楽しかった」と声をそろえていた。

延岡工業高校生活文化科「ミシンレンジャー」

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