日向まちゼミがスタート

店の人が講師、２６日まで１６講座

　街のゼミナール「日向まちゼミ」が２日、日向市中心部の商店や事業所などで始まった。今月２８日までに、日向まちゼミの会（明神勝彦会長）に加盟する１４店舗が延べ１６講座を開く。材料費が必要な講座もあるが、基本的に無料。受講者を募っている。

　まちゼミは、中心市街地の店の人が講師となり、専門的な知識や情報、コツを無料で教える少人数制のゼミ。店や店主、スタッフの存在・特徴を知ってもらうとともに、店と利用者の交流を通した商店街や店のファンづくり、中心市街地の活性化が目的。２００３年に愛知県岡崎市で始まり、今では全国４００カ所以上、県内では延岡、宮崎、日南などで実施されている。

　初日の２日は、同市本町のＨＡＩＲ＆Ａｒｏｍａ「Ｊａｍｍｉｎ」（ジャミン）で〃秋の感情アロマ香水つくり〃が開かれ、市内在住の４人が参加した。同店代表の直野彩さんが講師を務め、アロマの基礎知識、効用、ブレンドの仕方などを説明。参加者は直野さんから指導を受けながら、約２０種類の精油の中から８〜１０をブレンドして自分だけのアロマづくりに挑戦した。初めてまちゼミの講師を務めた直野さんは「新しい出会いもあり実施してよかった。人と人とのつながりも広がるので、多くの人に参加してもらい、まちの活性化につながれば」と話した。

　まちゼミは、市ひまわり基金の助成事業。講座のジャンルは「きれい」「たべる」「健康」「つくる」「学ぶ」の五つ。今後も写真撮影の基本操作、料理のコツとＩＨの便利機能、生花やドライフラワーをインテリアとして飾るスワッグ作りなど楽しみながら生活に役立つ講座が予定されている。

　各講座とも定員があるため事前予約が必要。同ゼミのチラシは、日向商工会議所のホームページなどから入手できる。申し込みは各店舗。問い合わせは日向商工会議所（電話日向５２・５１３１）。