高齢者宅の配電盤を点検

延岡電気工事組合青年部が無料奉仕

　延岡電気工事業協同組合青年部（中谷洋行部長）はこのほど、延岡市北方町の高齢者宅を訪れて電気設備無料点検を行った。同青年部は毎年、市内の高齢者宅を対象にボランティアで点検を行っているが、昨年はコロナ禍で中止せざるを得なかったことから２年ぶりの実施。

　この日は組合加盟の１３社から１５人の電気技術者が参加した。北方地域包括支援センターで出発式を行い、訪問先の場所などを確認、３、４人ずつ４班に分かれて申し込みのあった１１戸に出発した。

　それぞれに訪れた先で、配電盤の点検を行ったほか、コンセントにほこりがたまっていないかなど、専門業者ならではの目でチェック。「たこ足配線は危ないですよ」「こたつなどのつけっぱなしには注意してください」と呼び掛けた。電灯のかさにほこりが積もっているケースも多く、外して掃除する部員の姿も見られた。

　初めて点検してもらったという柴田昭三さん（７９）は「電気系統は素人には手が出せないので非常に助かりました。本当にありがたく感謝のしようもありません」と笑顔で感謝。

　中谷部長も「コロナ禍という状況下でしたが、無事に実施できて良かった。専門の技術者がやることで安心してもらえますし、『ありがとう』と言ってもらえると、やって良かったと思います。今後も要望がある限り応えていきたい」と振り返った。

【参加事業所】内田電設、かたかべ電気、岸田電業、旭進興業、黒木電業社、修電舎、昭栄電業、西南電気、中城電設、中谷電気、橋倉電気、三桜電設