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新米即売会大にぎわい−美郷町北郷

本紙掲載日:2021-11-08
2面
町内外から新米を買い求める客が訪れた収穫祭

「うなま米」収穫祭

 美郷町北郷のブランド米「うなま米」の収穫祭が7日、同町北郷宇納間の「手づくり屋北の郷(さと)」であり、町内外からの人出でにぎわった。

 人気の即売会は、午前9時の整理券配布前から新米を買い求める客が列をつくり、時間が繰り上げられるほど。1袋30キロの玄米(ヒノヒカリ)を2袋から3袋で購入する人が多く、JA日向の職員らが台車に乗せて積み込み作業をお手伝い。中には軽トラックで訪れて5〜6袋まとめて買い求める人もあった。

 地区内の農家が育て、JA日向の検品をクリアしたものだけを「うなま米」のブランドで販売しており、町外にも根強いファンがいる。

 昨年は高温障害とウンカの発生で収穫量が激減したことから中止を余儀なくされ、2年ぶりの開催。今年は、主力品種のヒノヒカリだけで昨年の倍以上となる約3400袋の豊作で、前日までに町外からの問い合わせも相次いだという。

 JA日向北郷支店の夏田正支店長(58)は「2年ぶりの収穫祭。新米は質、量ともに豊作です。味も良く、自信を持ってお勧めできます」と話していた。また、会場では日向市SAP会議のメンバーによる地鶏の炭火焼きや生シイタケの出店が祭りムードを盛り上げたほか、北の郷店内にある農林産品や加工品の販売でもにぎわっていた。

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