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歴代延岡城主の碑祭、遺徳たたえる

本紙掲載日:2021-11-10
3面
第10回歴代延岡城主の碑祭(撮影時のみマスクを外しました)

高橋元種公顕彰会

 延岡城を築城した高橋元種の顕彰会(九鬼勉会長)による第10回歴代延岡城主の碑祭がこのほど、延岡市の中小企業振興センター西側の城山公園に立つ石碑で開かれた。10回目となる今年は同顕彰会の会員約20人が出席し、延岡の礎を築いた歴代城主の遺徳をたたえた。

 碑祭は正午の城山の鐘に合わせて始まり、九鬼会長が豊臣秀吉の九州平定後の国割りで県(延岡)地方へ封じられた後、延岡城下の整備や発展に尽力した高橋元種公について詠んだ漢詩「延陵懐古」(吉永正春作)を朗詠した。続けて、九鬼会長は「年に1回、歴代城主を振り返ることは大切」とあいさつし、石碑に彫られた歴代城主の初代高橋氏、2代有馬氏、3代三浦氏、4代牧野氏、5代内藤氏の歴史や家紋などを会員に紹介した。

 その後、会員が酒と花をささげ、九鬼会長が自作の歌「世は遷り人は代はれど元種の築城の偉業永遠に朽ちざる」を献歌して城主の功績をしのび、感謝を伝えた。

 歴代城主の石碑は、延岡城築城400年を記念して2003年10月26日に延岡城築城四百年記念祭実行委員会が建立。歴代城主の名前と家紋、在城期間、石高などが記されている。

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