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ものづくり、親子で挑戦

本紙掲載日:2021-11-13
2面

電気配線など学ぶ−ポリテクセンター延岡

 親子でものづくりへの理解を深める「ものづくり体験教室」は6日、延岡市土々呂町のポリテクセンター延岡(狩野忍センター長)であった。今月の「人材開発促進月間」に合わせて同センターが毎年開催している。

 今年は市内などから小学4〜6年生とその保護者約40人が参加。電気の導通を調べるメロディーチェッカー、タイル製の鍋敷き、メタリックペーパーウエイト(文鎮)、ろうそくの火を動力にするポンポン船の製作に挑み、金属の切削や電気配線などについて学んだ。

 このうちメロディーチェッカー作りでは、電線のビニールはがし、部品の取り付けを行い、最後に動作を確認。児童らは、圧着ペンチやワイヤーストリッパなど初めて扱う道具に悪戦苦闘しつつ、指導員のアドバイスを聞きながら作業を進めた。初めて同教室に参加した土々呂小5年の山口碧美さんは「家のいろんなものでチェッカーを試してみたい」。母由起子さん(48)は「普段、見る機会もない道具に多く触れることができ、子どもにとっていい勉強になる」と話した。

 新型コロナ対策のため、会場では検温や体調チェック、消毒などを実施。狩野センター長は、募集から早い段階で定員に達したことに触れながら「感染状況が落ち着きを見せ始め、こうした親子参加型イベントが求められていると感じた」と話した。

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