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水際で阻止、税関の仕事学ぶ

本紙掲載日:2021-11-15
2面
デモンストレーションで、不正薬物などの隠匿場所を確認する児童
エックス線検査で見つけた危険物を探す児童

細島税関支署−東郷学園生に出前授業

 細島税関支署(内山誠支署長)は4日、日向市竹島町の同署で出前授業を開いた。市立東郷学園(石川雅朗校長)の5年生15人が訪れ、安全安心な社会の実現に取り組む税関の役割、関税の仕組み、検査方法などを学んだ。地域の産業、経済などに理解を深める総合的な学習の一環。

 授業では、税関の意味、歴史、仕事内容、不正薬物の恐ろしさ、細島港の状況などをDVD鑑賞や同署職員の説明で学習。続いて、菓子や金属バット、酒などの中に不正薬物を隠して国内に持ち込もうとした摘発事例、コピー商品などを見学した。

 最後に、児童は職員の指導を受けながら、実際に空港などの検査に使う金属探知機、スーツケースや箱の中に隠された薬物や危険物を探す車載型エックス線検査装置を使ったデモンストレーションを体験。不正薬物、銃器類などを発見し、水際で阻止する税関の役割に理解を深めた。

 加藤冬慎さん(10)は「税関の皆さんが、国内に爆弾や不正薬物などが持ち込まれないように守ってくれていることが分かった」と話した。

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