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延岡アースデイ−花物語開催願い、会場で活動

本紙掲載日:2021-11-16
3面
役割分担して草刈り作業をする第28回延岡アースデイの参加者たち(14日、松山町の五ケ瀬川左岸河川敷)

コロナで日程も会場も分散

 「第28回延岡アースデイ」(吉岡由華実行委員長)が14日、延岡市で行われた。「母なる地球に恩返し」をスローガンに、市内の各種企業・団体が気持ちを一つにして続けている環境保全活動。

 本来は3月に行うが、新型コロナウイルス感染予防のため、昨年に続き、状況が落ち着いた時期を見計らい、日程と会場を分散。この日は、来春開催する方向で検討中のイベント「延岡花物語」の駐車場となる五ケ瀬川左岸を主に、同右岸、沖田川の計3会場で行った。

 このうち五ケ瀬川左岸には、29企業・団体から252人が参加。古川町から松山町まで幅30メートル、延長2キロにわたる河川敷の草刈りとごみ拾いに汗を流した。

 特に川岸は、背丈を超える高さまで雑木が生い茂っており、電動の刈り払い機を使うとはいえ重労働。刈られた草や枝を集めた山が河川敷のあちこちにでき、それを、第一環境管理と南日本環境センターが提供したパッカー車に積み込んでいった。約1時間半の作業で、一帯はすっきりとした。

 28日には、友内川と夏田山で作業する予定という。

 吉岡実行委員長(46)は「28年も続く環境保全活動が、今年も皆さんのご協力で実行できて良かった」と感謝するとともに「コロナがこのまま収まって、花物語が盛大に開催できれば、地域の活性化にもつながる。子どもたちに地域の豊かな環境を残せるように、微力でもこの活動を続けていきたい」と話した。

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