ポインセチア色付き良く

２０日、２年ぶり農産物即売会−門川高

　門川町の県立門川高校（澁谷好一校長、２７２人）は２０日午前９時３０分から、同町門川尾末の同校で２０２１年度農産物即売会を開く。栽培ビジネス系列と食品加工系列の生徒たちが生産加工したミカン、乾燥しいたけ、ジャム、ベーコンなどの農林産物を手頃な価格で販売する。正午まで。

　昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、開催は２年ぶり。入場時には来場者全員に検温や連絡先の記入をお願いするなど感染対策を徹底する。

　このうち、栽培ビジネス系列の草花専攻班（３年生６人、２年生１１人）は愛らしいシクラメンと、クリスマスの花として人気のポインセチアを販売する。指導する新名辰也教諭によると、特にポインセチアは「例年に比べ株の太りや色付きが良い」という。

　ポインセチアの色付いた葉のような部分を苞（ほう）といい、この苞が赤色の「プレステージ」、ピンク色の「モネアーリー」、丸まった苞がバラの花のように見える「ウインターローズ」の３種類を栽培。生徒たちは即売会に向け６月から園芸ハウス内で鉢替え、肥料やり、薬剤の散布、夏場の遮光などの作業を続けてきた。

　ポインセチアは、葉や茎に傷が入ると乳液が流れ出て、その部分の色付きが悪くなってしまうことがあるという。班長で３年生の赤間大輝さん（土々呂中出身）は「園芸ハウス内は狭いスペースでの作業になるため、傷付けないよう気を付けながら一株一株、みんなで協力しながら丁寧に育ててきました。ぜひシクラメンとポインセチア、どちらも手に取ってもらいたい」と呼び掛ける。

　ポインセチアは、クリスマスごろに色付きのピークを迎え、室内の日当たりの良い窓際に置くなど、上手に管理できれば来年２、３月ごろまで楽しめるという。

　校内への入場開始は午前８時から。入り口は西門（いすず保育園側）、出口は東門（平城団地側）とする。例年とは逆になるため注意すること。
このほかの販売する農林産物は次の通り。

　ミカン、乾燥しいたけ（スライス）、木製の小いす、メロン、ポインセチア、シクラメン、バタービスケット、マドレーヌ、いちごジャム、りんごジャム、へべすジャム、日向夏マーマレード、ロースハム、ベーコン