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免疫増強作用の可能性

本紙掲載日:2021-11-17
3面

機能性多糖体ベータ―グルカン

◆九保大の池脇教授が発見

 順正学園九州保健福祉大学免疫学研究所長で副学長の池脇信直教授は、機能性多糖体成分「β(べーた)―グルカン」がワクチンアジュバント(免疫増強作用)として有益だとした総説を国際的に権威のある医学雑誌「HumanVaccinesandImmunotherapeutics(人・ワクチンと免疫療法)2021」に発表した。パナマとインドの研究者(アブラハム博士)と共同研究という。

 池脇教授は長年、学術ファシリテーターとして健康維持・増進のための新しい機能性多糖体成分であるβ―グルカンの研究を続けてきた。論文では、β―グルカンがすべての免疫システム(粘膜免疫、自然免疫、獲得免疫、腸管免疫、訓練免疫)を強化する可能性を論じたという。

 開発された黒酵母が産生するβ―グルカンは、免疫活性作用・脂質異常改善作用・血糖値上昇抑制作用などの生理的作用があることがこれまで明らかになっている。

 池脇教授によると、鼻や口から侵入した病原体は、唾液腺組織の粘膜免疫により阻止され、体内に侵入した場合は自然免疫、獲得免疫、腸管免疫、訓練免疫により排除される。β―グルカンはこれらすべての免疫システムに対してワクチンアジュバント作用を持つ可能性があることが分かっている。

 アジュバントとは、ワクチンを強化または安定化させてワクチンの働きを補助するもの。予防医学の分野では、ワクチンと併用することでその作用を増強するために使用されている。

 また、β―グルカンは栄養補助食品として安全性の実績も証明されている。さらに、血液細胞が生成(造血)される骨髄にも作用するため、より有益にワクチンアジュバント作用を発揮すると推測されている。

◆新型コロナの予防や後遺症改善にも

 人間はウイルスと違ってDNAやRNAを有利に変異させる能力がないため、新たな病原体の進化やウイルスの変異から身を守るには、自身の免疫システムを強化するしかなく、抗生剤や抗がん剤は人間の健康や疾病治療に大きく貢献してきた。

 今後、β−グルカンは、健康維持・増進のための免疫増強として、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)や未知の感染症に対する予防や後遺症改善のワクチンアジュバントとして、保健・医療・福祉のあらゆる側面から研究を行うことが望まれているという。

 九州保健福祉大学免疫学研究所は今後、「免疫学の分野における独創的・総合的・学際的研究を通して、人々の健康と医療の発展に貢献することを使命として、研究所のリソースを最大限に活用しながら世界に向けて情報を発信していきたい」としている。

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