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あの軽石?−12日ごろから門川湾に漂着

本紙掲載日:2021-11-17
3面
金丸さんが見つけた軽石の一部
軽石が漂着していた門川湾の丸バエ川河口の干潟。奥は庵川漁港

 門川町の門川湾の干潟に12日ごろから、少量の軽石が漂着しているのを、同町観光協会職員の金丸美代さん(54)が見つけた。小笠原諸島の海底火山の噴火で吹き上げられた軽石かどうかは今のところ不明。

 場所は、庵川漁港と門川海浜総合公園の間に位置する丸バエ川河口の干潟。金丸さんは12日と13日、日課の海岸散策に出掛け、波打ち際に直径2〜5センチほどの軽石が点々と50個ほど打ち上がっているのを見つけた。

 その時は気付かなかったが、その後、同町の枇榔(びろう)島と同じカンムリウミスズメの生息地である伊豆諸島・神津島の沖合に、小笠原諸島の海底火山から発生した軽石が漂着したというテレビのニュースを目にし、「もしかしてあの軽石も」とハッとしたという。「てっきり麦チョコくらい小さいものだと思っていたので」と苦笑いする。

 きのう午前7時ごろ、再び干潟へ。一部はカラスに取られてしまったそうだが、約20個を回収した。現在、同町観光協会の事務所で保管している。金丸さんが見つけた軽石は黄色みがかった白色で、角張った形が特徴。見た目は高野豆腐に似ている。

 「色や形を見ると、ニュースで取り上げられているものとは違う気もしますが、そもそも軽石が打ち上げられていること自体、初めて見たので驚いています」と金丸さん。同協会は今後、必要があれば調査機関への提供も検討している。

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