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絵手紙カレンダーでお便りいかが

本紙掲載日:2021-11-17
6面
2022年版の絵手紙カレンダーを制作した塩月さん

塩月育代さん(日向)2022年版を制作

 失語症のリハビリを兼ねて絵手紙を描き続けている日向市富高の塩月育代さん(68)は、ポストカードタイプの「2022年絵手紙カレンダー」を制作した。「心のこもった手書きの手紙を、毎月1枚ずつ大切な人に送ってほしい」と話している。

 塩月さんは22年前に脳内出血を起こした。一命を取り留めたが、文字を読んだり、言葉を話したりできなくなる高次脳機能障害の一つ、失語症となった。失意の塩月さんを応援してくれたのが、姉夫妻から定期的に届く直筆の絵手紙。以来、後遺症と闘いながら、リハビリとして日記代わりに絵手紙を描き続けてきた。その成果もあり、現在は会話ができるまでに回復している。

 カレンダー作りも20年前から始めた。絵柄は日々描きためている中から、月のイメージに合うものを選び、一言を添えてカレンダー用に描き直した。月ごとの日付と曜日も塩月さんの手書き。同カレンダーは4カ月分を1枚に縮小印刷したものや表紙を含めて16枚1セット(700円)。日向市上町の「まちの駅とみたか物産館」、同市幸脇の「道の駅日向」、同市細島の「馬ケ背茶屋」で販売している。

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