延岡で初合宿

児玉泰介監督の愛知製鋼陸上部

◆激励品を贈呈−アスリートタウンのべお

　ＮＰＯ法人アスリートタウンのべおか（森山慎作理事長）は１９日、旭化成陸上部ＯＢの児玉泰介監督が率いる愛知製鋼陸上部（愛知県）に激励品を贈呈した。延岡市内で初めての合宿中。２６日までの予定。

　児玉さんは旭化成時代の１９８６年の別府大分毎日マラソンで優勝、同１０月の北京国際マラソンでは当時の日本最高記録となる２時間７分３５秒で優勝。２００９年から愛知製鋼の監督を務めている。

　参加選手は、競歩の山西利和、丸尾知司、諏方元郁の各選手と長距離のマチャリア・ディラング選手の４人。今夏の東京五輪で銅メダルを獲得した山西選手など国内大会で優勝する実力者ぞろいで、来年の北京五輪に向けた本格的な練習の再始動にと延岡を合宿の地に選んだ。

　なつかしい延岡市での合宿に、「（コノハナロードや愛宕山での練習中も）変わらず市民の方が優しく接してくれる。練習時も歩行者の方に声を掛けてくれるなど心温まる」。また、旭化成陸上部の厚意でグラウンドやトレーニング施設も「使用させてもらっている」という。

　同市紺町のエンシティホテル延岡で行われた贈呈式では森山理事長が、「延岡でさらなる進化をしてもらい、これからの活躍とご健勝を祈っています」と激励。メロンやみかんなどフルーツ一式を手渡しして贈呈した。

　受け取った児玉監督は「基礎トレーニングも今回しっかり取り組んで、１２月と３月の試合に向けしっかり取り組みたい」と話した。

　このほか、１８日には延岡市教育委員会からＯｓ―１（オーエスワン）２４本の激励品が贈呈された。