役立つ豆知識、裏技を

延岡まちゼミ−１２月１２日まで

◆１５店舗が２０講座−市商店会連合会が開催中

　商店主やスタッフ、個人事業主の少人数制ゼミナール「第８回延岡まちゼミ」が開かれている。主催は延岡市商店会連合会（友井康弘会長）、延岡まちゼミ実行委員会（吉田貴章委員長）。

　１２月１２日までの期間中、延岡市内１５店舗が計２０講座を開き、暮らしに役立つ豆知識やプロならではの裏技などを楽しく学ぶことができる。

　このうち、川原崎町にある観葉植物リースや造園工事などの事業を展開する東海グリーンワークス（西府茂樹代表）では１３日、「ミニチュアガーデンを作ってみよう」を開催。西府代表が講座で使用する植物や流木などの材料や道具などについて紹介し、プラスチック製の植木鉢の中で高低差を付けながら植物を植えるよう参加者に呼び掛けた。８人の参加者は好きな形の流木を一つ選んで、流木と植物の向きや植える場所を確認。配置が決まると早速、ポットから植物の苗を取り出し、優しく土をかぶせて植えた。また、石材で階段を作ったり、流木のくぼみに色の付いた砂利を流し込んで滝のように仕上げたりした個性あふれる作品があり、参加者は互いに作品を見せ合ったり、写真を撮ったりしていた。西府代表は持ち帰った際の作品の管理方法などを説明して講座を締めくくった。

　参加した佐藤千津子さん（５９）は「自分では思いつかないような高低差を作ったり、色が付いた石を使ったりすることを教えてもらって勉強になった。玄関に飾って毎日観賞したい」と話した。

　延岡まちゼミは期間中、受講申し込みを受け付けている。定員に達し次第締め切る。受講料無料だが、一部の講座は教材費などが必要な場合がある。参加者には、一部店舗で使える「まちゼミクーポン」を配布している。問い合わせは開講している各店舗まで。講座一覧が載っているリーフレットは市役所や延岡商工会議所などで入手できる。