わかばやし１７０が優等１席

本紙掲載日：2021-11-23

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椎葉誠二さんと雌牛の部優等１席の「わかばやし１７０」（１０日、延岡市櫛津町）

東臼杵郡市畜連１１月期子牛郡共進会

◆団体１位は延岡

　東臼杵郡市畜連（楠田富雄代表理事）の令和３年１１月期子牛郡共進会は１０日、延岡市櫛津町の延岡家畜市場で行われ、雌牛の部で椎葉誠二さん＝椎葉村不土野＝の「わかばやし１７０」が優等１席に輝いた。団体成績は延岡が２４・１点で１位、調教賞は稲田成一郎さん（日向市東郷町）に贈られた。

　９月期の共進会が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止されたことから４カ月ぶりの開催。今回は雌牛の部に３７頭が出場して生育具合や立ち姿や肩幅、骨格の締まり、毛づやなどが厳しく審査された。

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　雌牛の部でチャンピオンになった「わかばやし１７０」は父は耕富士、母はひなこ、母の父は安福久という血統で、日齢は２８５日。

　椎葉さんは畜産歴１４年で、現在母牛１５頭、子牛１０頭を育てている。雌牛でのチャンピオンは、一作年の１１月期共進会で父・幸一さんに代わって手綱を引いて以来。久しぶりの王座獲得ながら、「支えてくれた家族のおかげです」と、感謝の言葉を最初に口にした。

　「わかばやし１７０」は、これまでに母牛ときょうだい牛が好成績を収めてきたことから、今回の共進会にも自信をもって臨んだ。一方で、誠二さんが忙しい時に、餌やりや運動などで家族が一丸となって支えてくれたことも大きいという。

　「手をかけた分だけ、良い牛になってくれる。これからも、よその生産者が買いたいと言ってくれる牛を作りたい。いつか全共（全国和牛能力共進会）にも挑戦してみたいですね」と意欲を見せた。

【雌牛の部】
▽優等１席＝椎葉誠二（椎葉）▽２席＝加藤洋子（北川）▽３席＝広末克彦（椎葉）▽４席＝永坂作一（諸塚）▽５席＝岡田聡（北方）▽６席＝伊田博（西郷）▽７席＝甲斐勇生（諸塚）
▽１等＝平岡擴（椎葉）右田由一（同）山口裕介（北方）株式会社星光（北浦）高橋宗三（門川）甲斐春三（諸塚）岡田聡（北方）鈴木幹雄（日向）福永雄（東郷）川野岩男（岩脇）藤島文彦（西郷）中島真吾（北方）高橋聡（門川）稲田成一郎（東郷）尾前亨昭（椎葉）
▽２等＝甲斐太克三（北方）那須雅志（椎葉）鈴木貴子（日向）那須右人（椎葉）鈴木正志（日向）宇和田雅祥（北郷）広末克彦（椎葉）高橋亜衣（門川）福永雄（東郷）松永滝男（北郷）高橋聡（門川）蝉尾誠（椎葉）尾前牧場（椎葉）谷口まつ子（東郷）岩本國和（諸塚）

▽団体成績
①延岡２４・１点②諸塚２４点③椎葉１８・１点④美郷１７・８点⑤門川１５・５⑤日向１５・５点