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エンクロスの在り方を考える

本紙掲載日:2021-11-24
3面
「エンクロス」の在り方について意見を出し合った市民ワークショップ(延岡市中小企業振興センター)

施設や機能、市民が意見交換−延岡市

 延岡市駅前複合施設「エンクロス」の在り方を考える市民ワークショップが14日、同市東本小路の市中小企業振興センターであり、現指定管理者による指定管理期間満了後のエンクロスの施設や機能などについて市民が意見を出し合った。

 エンクロスは、市民がさまざまな目的で集う拠点づくりを目的に整備され、2018年4月に全面開業。市によると、19年度は市民活動が641件開催され、5731人が参加。自主企画事業は280件開催され、6576人が参加した。20年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催件数、参加人数とも減ったが、市民活動の推進や地域交流の促進などの機能を持つ施設として多くの市民に利用されている。

 ワークショップは「周辺施設の改善など」「エンクロスの施設改善など」「エンクロスの機能の見直し」のテーマごとに意見を出し合った。

 周辺施設の改善などについては「周辺に飲食店が増えた」「駅から山下新天街にかけての一体的な整備が必要」などの意見があった。

 施設改善などについては「現状維持すべき」「不満はない」などの意見のほか、「ストリートピアノを置けないか」「フリースペースがあるといい」などの要望もあった。

 機能の見直しについては「市民活動を中心ににぎわいをつくる今の方針を継続してほしい」などの意見がある一方、「市民活動をすることでにぎわいを波及できているのか」の意見もあった。

 ワークショップは同じ内容で27日午後1時から、市役所講堂でも行われる。市商業・駅まち振興課は市民に参加を呼び掛けている。申し込みは電話(電話延岡22・7350)、ファクス(延岡22・7080)、電子メール(chukatu@city.nobeoka.miyazaki.jp)のいずれかで受け付けている。

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