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犯罪被害者の権利を守ろう

本紙掲載日:2021-11-26
3面
来店者に犯罪被害者支援について理解を呼び掛ける延岡署員(イオン延岡店)

支援センターなどに相談窓口

◆犯罪被害者週間合わせキャンペーン−延岡署

 「犯罪被害者週間」初日の25日、延岡警察署(久留米英樹署長)は延岡市旭町のイオン延岡店で街頭キャンペーンを行い、みやざき被害者支援センターなどの相談窓口を周知した。

 同週間は犯罪被害者に対する理解を広めるため、警察庁が関係省庁と連携して、12月1日まで全国一斉に実施。犯罪や交通事故の被害者や家族は被害後も、精神的苦痛や身体の不調、捜査や裁判での精神的・時間的負担、うわさや中傷、報道などによるプライバシー侵害など、さまざまな二次的被害に苦しみ、事件に遭ったことで失職したり、生計者を失うなどして生活が困窮することもある。

 同支援センターは被害者らにより早く、適切な支援を多方面から提供している民間団体。同センターによると、直近の1年間に寄せられた相談404件のうち、性的被害が167件で最も多く、殺人63件、交通被害31件、財産的被害26件、暴行・傷害11件などと続いた。

 相談者の8割以上が女性で、法律相談所や法廷、警察、検察への付き添い、代理傍聴、物品貸与・供与などの直接支援や、法律相談とカウンセリングの専門家支援を実施したという。

 この日のキャンペーンには県警マスコットの「みやけいちゃん」も登場。警察官らはちらしとポケットサイズのウェットティッシュなどを配布しながら、最寄りの警察署を含む相談窓口をPRした。

 みやざき被害者支援センターは臨床心理士による無料カウンセリングや弁護士の無料法律相談(いずれも要予約)も受け付けており、秘密は厳守する。

 窓口は相談専用ダイヤル(電話0985・38・7830、平日午前10時〜午後4時)、全国共通ナビダイヤル(電話0570・783・554、年末年始を除く午前7時30分〜午後10時)。

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