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命のビザ発給した外交官・根井三郎展

本紙掲載日:2021-11-27
3面

28日まで日向市−12月に延岡市

 宮崎市佐土原町出身の外交官・根井三郎の功績を伝える活動をしている根井三郎を顕彰する会(根井翼会長)は28日まで日向市で、来月4、5日に延岡市で「根井三郎資料展・講演会」を開く。来場を呼び掛けている。

 根井三郎(1902〜92)は第2次世界大戦中、当時のロシア・ウラジオストクの日本領事館総領事代理として、杉原千畝が発給したビザを持つユダヤ人難民たちを、独断で日本行きの船に乗せ救った。昨年4月、根井が単独で発給したビザが、初めてアメリカで発見されている。

 2016年に発足した同会はこれまで、宮崎市内のみで展示会等を開催してきたが、今年度から県内に広げて活動を始めている。資料展示の他、講演会では根井会長が根井三郎の功績や顕彰会の取り組みについて話す。

 両会場共に入場無料、申し込み不要。問い合わせは同会事務局(電話0985・73・1411)=宮崎市佐土原総合支所地域市民福祉課内=。

 各会場の時間等は次の通り。

【日向市】
資料展=28日午前9時〜午後5時。日向市役所(本町)展示スペース▽講演会=28日午後1〜3時。日向市役所市民ホール

【延岡市】
資料展=12月4、5日午前9時〜午後5時。カルチャープラザのべおか(本小路)アートギャラリー▽講演会=同5日午後1〜3時。カルチャープラザのべおかハーモニーホール

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