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大舞台に臨む県北高校文化部−高文祭・九州、全国大会出場者紹介(3)

本紙掲載日:2021-11-29
6面

◆五ケ瀬中等から4人と1団体

 郷土芸能、書道、弁論、囲碁部門では、五ケ瀬中等教育学校の4人と1団体が全国、九州大会への出場権を獲得した。

◆弁論部門−亡き「じぃやん」に届けたい5年・藤原凜華さん

 弁論部門は、5年生の藤原凜華さん(17)が、県大会で優秀賞(3位)を受賞。第5回全九州高校総合文化祭長崎大会(12月10日から長崎県)に初めて出場する。

 県大会には、原稿がまとまらないまま臨み、スピーチは早口になったり抑揚を付けることができなかったりしました。結果はうれしいですが、練習と他の活動を両立させることができず、正直悔しかったです。

 原稿は大会が終わった後にもう一度書き直しました。後は読み込んで、自信を持ってパフォーマンスできるように仕上げていきたいです。

 弁論の内容はハンセン病に関する人権啓発です。登場する「じぃやん」は長崎県出身で、長崎のお寺で眠っています。そんなじぃやんに届くよう、せっかくいただいた機会に感謝して堂々と発表したいです。

◆囲碁部門−自分の力出し切りたい−4年・垣内和馬さん

 囲碁部門は、囲碁部(牧野亮司顧問、6人)部長で4年の垣内和馬さん(15)が県大会で準優勝。第5回全九州高校総合文化祭長崎大会(12月10日から長崎県)に初出場する。

 県大会は、自分より強い人が何人もいた中での受賞だったので、とてもうれしかったです。九州大会の目標は、まず1勝。経験したことのない打ち方をする相手がいても、しっかり自分の力を出し切れたらと思っています。

 自分の課題は、集中力が持続せず、調子にむらが出てしまうところです。克服するために、日々の練習を本番だと思って取り組み、最後まで100%の状態で打てるようにしていきたいです。

◆郷土芸能部門−県大会最優秀賞で全国へ¥郷土芸能部(和太鼓)

 郷土芸能部門では、郷土芸能部(久保幸太郎、上岡和代、有水綾子顧問、11人)が、県大会和太鼓の部で最優秀賞を受賞した。来年7月31日から東京都で開かれる第46回全国高校総合文化祭に臨む。主将の田原清華さん(16)に意気込みなどを聞いた。

 県大会に向けて朝も放課後も練習してきたので、本当にうれしいです。熱心に教えてくれた外部指導の先生や顧問の先生、保護者には感謝の気持ちでいっぱいです。

 全国大会に向け、個々の打ち方など基礎から見直しています。それから曲を作ってたたき込み、全員で意見を出し合いながら表現など細部にこだわった演奏を作っていこうと思っています。

 全国大会という大きな舞台では悔いのないベストパフォーマンスをし、少しでも多くの方に「五ケ瀬太鼓」を知ってもらいたいです。同時にいろんな学校の演奏を見て学びたいです。

◆書道部門−黒木璃子さん、全国へ花宮百世さん、九州へ=ともに5年=

 書道部門は、県大会で全国大会選抜賞を受賞した書道部(藤高祐太朗顧問、17人)部長で5年の黒木璃子さん(17)が第46回全国高校総合文化祭(来年7月31日から東京都)に、九州大会選抜賞を受賞した同じく5年の花宮百世さん(17)が第5回全九州高校総合文化祭長崎大会(12月10日から長崎県)に出場する。

 黒木さん県大会の結果を聞いた時は信じることができず、夢を見ているような気分でした。たくさん「おめでとう」と言ってもらってうれしかったし、入部してつらいことがあっても諦めずに続けて良かったと思えました。

 私は漢字、仮名交じりの形式で作品を制作しています。その際この二つのバランスやかっこよさ、文字の大きさや墨の量などの全体的な構成を考えています。

 全国大会では他校の生徒の作品が見られるので、技術をたくさん吸収し、その後の制作に生かそうと思います。書道は五ケ瀬に来てから始めました。その集大成にふさわしい作品を完成させるよう、古典の臨書を中心に日々の練習を頑張ります。

 花宮さん九州大会を目標にしていたので、結果を聞いた時はすごくうれしかったです。顧問の藤高先生には、たくさん指導してもらったり部活時間外にも話を聞いてもらったりしました。とても感謝しています。

 九州大会では、当日に課題が出て2時間で制作しなければなりません。まずは安定して強い線が引けるよう、日々の練習を大切にしています。大会には県の代表として初めて出場します。諦めずに書き上げ、上位に入れるよう頑張ります。

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