年頭に飛躍誓う――

日向市新年賀詞交歓会

　日向市と市議会、日向商工会議所が主催する新年賀詞交歓会は４日、同市上町のホテルベルフォート日向であった。行政、議会、商工関係者など各界から約２００人が出席して、新年の飛躍を誓った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用を徹底し、開催時間を短縮して開かれた。

　主催者あいさつで十屋幸平市長は、昨年の市制施行７０周年記念式典の盛会、ワクチン接種の推進など各方面からの支援と協力に感謝し、「第２次日向市総合計画・後期基本計画がスタートした。海、山、人がつながり、笑顔で暮らせる元気なまちに向けて取り組ませていただいた」と振り返った。

　今年の目標として、３回目のワクチン接種の推進、東郷診療所の整備、お倉ケ浜総合公園野球場の改修、重層的支援体制整備事業などを挙げながら、「稲森和男さん（京セラの創業者）の『利他の心』、人のため世のため尽くすことが、人間として最高の行為であるという言葉を、市民サービスの理念として市政を運営したい」と力を込めた。

　続いて、来賓の河野俊嗣県知事、江藤拓衆議院議員があいさつ。鏡開きを行った後、日向商工会議所の三輪純司会頭の音頭で乾杯した。

　三輪会頭は、同商議所の今年のスローガン「エビデンスを自らつくろう！」を紹介し、「自らがチャレンジして、しっかりと自分なりのエビデンスをつくってほしい」と呼び掛け、「お倉ケ浜総合公園野球場の改修は素晴らしいニュース。プロ野球の１軍キャンプ誘致に弾みが付いた。皆さんと共に日向市を盛り上げていきたい」と抱負を述べた。

　出席者は名刺交換しながら歓談。最後は市議会の黒木高広議長のあいさつで閉会し、それぞれ今年一年への決意を新たにした。