戸郷翔征投手、すべてでレベルアップ−

延岡で始動−巨人３投手と自主トレ

　聖心ウルスラ学園高校出身で巨人の戸郷翔征投手（２１）が２日から同校野球部グラウンドで自主トレを始めた。同じ巨人の投手３人と「ＴＥＡＭＴＯＧＯ」を結成、そろいのパーカでトレーニングに励んでいる。５日に練習を公開し取材に応じた。

　昨シーズンは２６試合に登板し、９勝８敗、１３８奪三振、防御率４・２７。２桁勝利には届かず、課題も見えた一年となったものの、年を重ねるごとに存在感を増している。

　自主トレでは、けがをしない体づくりをテーマに制球力強化などに向けての練習で、「すべてにおいて一つずつレベルアップしていきたい」と意欲を見せる。

　５日のトレーニングでは、ランニングやキャッチボール、ノックで２時間ほど汗を流した後、同市山下町の今山大師に移動。階段ダッシュを５本行い、下半身強化に努めた。

　「ＴＥＡＭＴＯＧＯ」の３人は、戸田懐生投手（２１）＝ＫＩＣおおぞら高等学院−徳島インディゴソックス、２０２０年育成ドラフト７位▽横川凱投手（２１）＝大阪桐蔭高、１８年ドラフト４位▽笠島尚樹投手（１９）＝敦賀気比高、２０年育成ドラフト３位。

　戸郷投手を含めた４人は階段ダッシュを続けた後、今山八幡宮で必勝を祈願。戸郷選手は「最多勝を取れるように願った。何回も来ている所なので、また来年も成長してこの神社に来られれば」とさらなる成長を誓ったという。

　グラウンドでの練習以外では、高校時代から利用しているフィットネスクラブターザンでウエートトレーニングを行っている。延岡での自主トレは２４日まで実施する。（９面に関連記事）