パソコン入力コンクール全国大会

ゆう学舎・柚の木田校から２人入賞

◆堂園さん（門川中）と上坪さん（東海小）

　キーボード入力の速度と正確さを競う「第２１回毎日パソコン入力コンクール」の全国大会がこのほど、オンラインで開かれた。基礎学力向上の英単語小中学生部門に出場した、自立型個別指導学習塾「ゆう学舎・柚の木田校」（田中文恵代表）の堂園朔琉さん（門川中２年）が４位、上坪勇翔さん（東海小６年）が６位入賞を果たした。

　同コンクールは、文部科学省後援事業の一つで「タイピング力」「基礎学力」「情報活用力」の向上を目的としている。

　年度内にある６月（１〜３０日）、秋季（９月上旬〜１０月中旬）、冬季（１月中旬〜２月中旬）大会は、期間中オンライン上で何度でも参加でき、最高成績に応じた級位を取得できる。このうち６月と秋季大会の成績上位者が１２月に行われる全国大会で競い合う。

　基礎学力向上の英単語小中学生部門は、文部科学省が中学卒業程度と定める２２００〜２５００語のうち、ランダム表示される１００語を、５分以内でどれだけ速く正確に入力できるかを競うもの。

　堂園さんは６月大会で２分台前半、１０００点満点を記録し３位。上坪さんは６月、秋季大会とも１分台、満点の記録で１位となり、ともに全国大会に駒を進めた。

　全国大会は、すべての選手が２分台で入力を終える接戦。堂園さんは同４７秒で９９０点、上坪さんは同４秒で９８０点を取り、ともに「緊張はしなかった」と、ミスによる減点を悔やんだ。

　２年ほど前にタイピングを始めた堂園さんは「もっと入力スキルを磨いてミスを減らしたい」。昨年の全国大会でも入賞している上坪さんは「次こそ３度目の正直で優勝したい」と雪辱を誓う。

　田中代表（６８）は「子どもたちの可能性は未知数。いろいろなことに全力で挑戦して自己肯定感の強い子どもに育ってほしい」と話していた。