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仏教寺院有志が寒修行

本紙掲載日:2022-01-15
2面
寒修行で市内を巡る仏教寺院の有志たち

コロナ禍終息など祈願−延岡

 寒さが最も厳しい時期とされる20日の「大寒」を前に、延岡市内の仏教寺院の有志は14日、お経を唱えながら市内中心部を巡り家内安全、息災繁栄、交通安全、新型コロナ終息などを祈願する恒例の寒修行を行った。

 参加したのは善正寺と今山大師の野中玄雄住職と野中健雄副住職、光明寺の谷山光信住職、願成寺の佐藤直哉住職、三福寺の田村智彰副住職、本東寺の吉田静正副住職、常念寺の酒井真也住職、専念寺の酒井真孝副住職、常楽寺の中本慈宣住職、如意輪寺の富山育学副住職ら10人。

 一行は黒い法衣に網代笠(あじろがさ)を身に着け、同市山下町の善正寺本堂前で法要を営んだ後に出発。鈴やうちわ太鼓、錫杖(しゃくじょう)などを鳴らしながら、家や店舗の前に立ち止まり読経した。

 昨年に続き、マスクを着用しての巡拝。大師通り―山下新天街―祇園町―中央通―新町―船倉町―紺屋町―昭和町―日の出町―延岡駅前―幸町―善正寺を周り、道行く人や商店主らは手を合わせ「お疲れ様です」「ありがとうございます」と感謝、浄財を寄付していた。

 約3時間の寒行で集めた浄財は全額、児童養護施設に寄付するという。

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