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2022年新春インタビュー(8)−吉玉典生延岡商工会議所会頭

本紙掲載日:2022-01-18
3面

ポストコロナが大きなテーマ

◆感染防止と経済−両立を高い次元で実現

−−昨年もコロナ禍に翻弄(ほんろう)された一年でした。

昨年はワクチン接種の効果と感染が下火になったことで、景気回復に薄日が差したとは思いますが、飲食業を中心に厳しい状況にあることは変わりません。市内では主要イベントが軒並み中止され、経済波及効果が損なわれたのは大きな痛手でした。
一昨年との違いを明確にするのは難しいのですが、製造業などを中心に一部で業績回復が見込まれ、足元では改善のテンポが速まる可能性があると思います。
第6波に突入したことは懸念していますが、「ポストコロナ」に向けてどう対応するか、が私たちにとって大きなテーマ。そのための環境整備を考えていかねばなりません。

−−これまでの支援策と、これからの対策について。

会議所ではコロナ禍で売り上げが減少した企業への支援金を交付する「事業者緊急支援金」を受け付けています。昨年の件数は1413件に上り、当初の500〜600件という見込みを大きく上回りました。割合では「飲食サービス業」が約30%と突出しており、続いて「建設業」「卸小売業」でした。
昨年10月には82の小規模事業者を対象に「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経営への影響調査」を行いました。結果を見ますと、卸小売業を中心に「来客数や受注が減少した」という声が多く、「行政は飲食業を中心に支援策を講じているが、幅広い業種に支援を求める」という要望も多くありました。
われわれも危機感を持っており、一昨年から融資利率の全額補助、テイクアウトなどが可能な飲食店を紹介する取り組み、大学生への生活支援などの要望を行政に対して続けています。要望書には一定の評価をいただいたと思っていますが、行政には各業界の意見を聞き、切れ目ない支援を望みたい。
会議所としてはホームページや窓口相談会を通じて支援や広報に努めます。行政には小規模事業者の声にさらに耳を傾け、経営悪化を最小限にとどめている事業者への支援をお願いしたい。わが国の経済発展の源泉は、中小企業の発展にあることを強く訴えていきたいと思います。

−−今年の展望を。

オミクロン株を中心に急激に感染が拡大する中、経済の先行きは不透明と言わざるを得ません。政府は「成長と分配」を経済の柱と位置づけていますが、コロナ禍で明らかになった社会問題の解決と、経済成長を両輪として実現することが極めて重要です。そのために中小企業のデジタル化を推進し生産性の向上を図ること、製品やサービスの付加価値を高める必要性を強く感じています。先行き不透明な情勢ではありますが、会議所としても新型コロナ感染防止と社会経済活動の両立を、高い次元で実現させていきたいと思っています。

−−ご自身の抱負を。

地域活性化への思いをさらに強くしています。一昨年には会議所青年部による「ドライブインシアター」が、昨年暮れにはまつり延岡実行委員会による「冬の花火大会」が開催されました。一連の活動に、私はコロナ禍における若い人たちの「ふるさと延岡」を思う心を強く感じていますし、これからも若い人たちが延岡を愛する気持ちを抱けるまちづくりを進めたい。
予断を許さない状況ではありますが、「キャリア教育の推進」「高速道路の整備促進」「えんぱく」をはじめとする地域資源のブラッシュアップ、佐伯市との広域観光連携など地域経済の活性化に尽力します。
3月にグランドオープンを迎える延岡駅西口街区ビルとエンクロスを中心に商店街に波及効果を呼び込みたい。会議所は「活力ある延岡新時代」の創造に向けて、創業や事業承継など中小企業等の構造的な課題解決に向けての取り組みを進めます。引き続き、私の街づくりのスローガンである「来て良かった、住んで良かった延岡」の実現に向けてまい進します。

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