クラスター、県内４例

２例は県北の２県立学校

　県は１９日、県内で新たに４例のクラスターが確認されたと発表した。うち３例は県北関連。県立学校と知人間の会食が２例ずつあった。クラスターの確認は９日連続で今月１８例になった。

　県感染症対策室と県教委高校教育課によると、県立学校は延岡・西臼杵圏域と日向・東臼杵圏域の１校ずつ。いずれも換気やマスク着用をしていたが、昼食時や部活動の時間などにマスクを外す場面があったとみている。両校とも１００人規模での検査を進めている。

　延岡・西臼杵の学校では、延岡市の１０代男性６人、３０代女性１人の感染を確認。生徒６人は学年や部活が異なる生徒もいる。該当する学級は濃厚接触者の特定や検査結果が確定するまで自宅待機とし、該当する部活動は当面の間停止とするという。

　日向・東臼杵の学校では、門川町、美郷町、延岡市、日向市の１０代男性５人、女性４人の感染を確認した。いずれも同じ学年の生徒で当該学年は当面の間自宅待機となった。それ以外の学年は時差登校を実施し、部活動は当面の間、停止にするという。

　知人間の会食は延岡市と都城市。いずれも１月９日に成人式をきっかけとした帰省者を含めて飲食店で、長時間にわたりマスクを外して会食したという。

　延岡市の会食は１７人が参加。そのうち、同市４人、鹿児島県在住１人の１０、２０代の男性５人の感染を確認した。都城市の会食は４０人が参加し、そのうち都城市４人、宮崎市と延岡市、高知県在住各１人の２０代男性５人、女性２人が感染した。いずれも対象者の検査はほぼ終わっているという。