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避難時に転倒、外壁なども落下
22日未明、寝入りばなに県内を最大震度5強の強い地震が襲った。延岡市と高千穂町などを大きく揺さぶった地震の状況が、夜明けとともに次第に明らかになってきた。
津波もなく、大きな人的被害は確認されていないものの、酒店では倒れた酒瓶が割れて散乱、住宅では外壁や瓦が落下、墓地の墓石が倒れるなどの被害が確認された。
◆柿右衛門の花器など約50点被害−延岡市祇園町の池部陶器店
延岡市祇園町の池部陶器店(池部安文代表取締役)では、展示販売していた茶わんや皿、花瓶などの陶器類を中心に約50点が割れるなどの被害に遭った。
3階で就寝していたという池部さんは、地震で目が覚め、安全確認後に1階店舗へ。棚の下や床に散乱した商品を確認した。中には、人間国宝の14代目酒井田柿右衛門による有田焼の花器など30万〜40万円ほどの商品もあり、被害総額は約200万円に上るという。
同店は1984年に現在の店舗に建て替え。同年、工事完了前に発生した地震で、同町内の仮店舗で大きな損害を被ったことから、現店舗には耐震補強を施していたという。池部さんは「やりきれない気持ちもあるが、人的被害がなかったことは何より。揺れの強さを考えると、商品の被害も極力抑えられたのでは」と話した。
◆2階部分の外壁崩れる−延岡市春日町
延岡市春日町では建物の2階部分の外壁が崩れ落ちた。建物を借りて店舗や倉庫として利用している味処国技館の竹内圭介社長(59)は「コロナ禍もあって頭が痛い。まずは安全を確保した上で今後の対応を考えたい」と話し、業者を手配してがれきの撤去に取り掛かっていた。
◆酒瓶が棚から落ちる−延岡市大貫町のミネダ米店
延岡市大貫町の酒のミネダ米店では酒の瓶が散乱し、店主の峯田克明さん(55)がけさから、片付け作業に追われた。
発生後、2階の自宅から駆け付けた峯田さん。棚から15本ほどの酒瓶が落ちており、そのうち5本が割れていた。
店内のほか、屋根の瓦が一部欠け、落ちた瓦が粉々になっていた。外壁の一部も剥がれ落ちたり、網戸が外れて倒れたりしていた。
◆2階の窓ガラスが割れる−延岡市北浦体育館
延岡市北浦町古江の北浦体育館では2階の窓ガラス24カ所が破損した。
2階のギャラリーにはガラスの破片が散らばっており、片付け作業をしていた延岡市役所教育委員会北浦分室職員の男性(61)は「今夜は天気が崩れるそうなので一刻も早く段ボールで補強したいが、手が届かない箇所もあり頭を抱えている」と話していた。
◆日向市では男性が転倒しけが
日向市防災推進課などによると、同市富高の40代男性が自宅で逃げようとした際、転倒してけがをし、病院に搬送された。美々津地区の県道、市道の2カ所で小規模の落石があったが、すでに除去された。その他、市内北町の民家で玄関の壁に床から約2メートルにわたってヒビが入るなどの被害があった。
◆投票所を早日渡営農研修館に変更−23日の延岡市長選
23日に投票が行われる延岡市長選の投票所について、同市選管は22日、地震による影響を調査し、北方町の八峡公民館を同じ投票区内の早日渡営農研修館に変更することを決めた。市選管は「投票区内の県道で落石があったほか、公民館が急傾斜地にあるため、安全を考慮した」と説明している。
◆落石で県道など一時通行止め−日之影町
高千穂町、日之影町では落石などで県道の一部が一時通行止めとなった。
日之影町の五ケ瀬川沿いの北方高千穂線では複数の箇所で落石が発生。道路には大きな石が落ちていたり、崖に設置された落石防止用の金網に多くの石がたまったりしていた。
◆カラオケ用のスピーカーが落下−延岡市の飲食店
延岡市の船倉町や新町ではけさ、地震の被害を心配して自分の店の状況を確認に訪れる飲食店経営者らの姿が見られた。
このうち、新町のビル4階にあるスナックでは、天井部分に設置していたカラオケ用のスピーカーが落下。床には割れた飲み物の瓶などが散乱し、店主や家族らが片付けに追われていた。
店主の女性は「20年ほど前の地震後に落下防止のバーを設置していたので被害は限定的でした。まん延防止重点措置が発令されたので昨夜から店を休みましたが、開けていたらと考えるとゾッとします」と話した。
◆北浦町で断水、市が給水車を配備
延岡市北浦町では地震に伴う水道管の破損が確認され、正午現在、市振地区の約340戸が断水している。復旧のめどは立っておらず、市は当面の間、現地に給水車を配備して対応するという。
市上下水道局によると、地震発生後に町内の水源地で水の濁りが確認されたため、生活用水を供給する貯水池への送水を停止。一時、町内の広い範囲で断水したが、異常がないと確認された地区から順次復旧した。
一方、市振地区は水道管の破損が確認されたため断水を継続。それ以外にも破損の可能性があるため調査している。
水道局は地区に給水車と職員を派遣し、午前7時前から給水を開始。1時間ほどで70世帯近くが続々と訪れて、持参したポリ容器やペットボトルに水を入れてもらっていた。容器がない住民にも6リットル袋で浄水を配布した。
近くの会社員工藤慈巳さん(25)は、「寝ていたら防災アプリのアラーム音が鳴って緊急地震速報が流れた直後に長い揺れが来て、下の子どもは怖がって泣きました。起きたら水が出ずに、知らせを聞いて給水に来ました。トイレが流れず不便で、早く復旧してほしいです」と話した。