延岡市長選−読谷山さん当選インタビュー

期目の評価、少なからずある・「市民が主役」本格的にスタート

　２３日に投開票が行われた延岡市長選挙で再選を果たした読谷山洋司さんは同日夜、同市平原町の選挙事務所で「市民目線の改革が進んでいるという姿を感じていただきたい」と２期目への抱負などを語った。

−−今の率直な気持ちは。

多くの市民からの強い期待をひしひしと感じていた。結果については、１期目を評価していただいたということかもしれないが、これから頑張れという意味合いも大きいと思う。「２４日から、気合を入れて頑張っちいかにゃいかんな」という気持ちでいる。

−−勝因は。

１期目の私と市役所の仕事の評価は、少なからずあると思う。もっと力強くと期待していただいたことが、２４日の結果につながったのでは。また、政党や団体にお願いしない「草の根」選挙で、市民の声が形になると確信していただいた皆さんが、今回の結果をもたらしたのでは。

−−２期目がスタートする。

市民が主役の延岡市が本格的にスタートする。大型プロジェクトは、あらかじめ案の段階で市民に公表し、意見を頂き、きちんと公開で回答する条例をしっかり確立している。その条例をぜひ活用して、どしどし意見を頂き、市民と一緒にまちをつくっていきたい。

−−まず取り組みたいことは。

まずはコロナ対策。感染防止対策については、ワクチン接種を円滑に進めなければ。経済対策では、飲食店の営業自粛で影響を受けている業種、外出自粛で影響を受けているさまざまな会社や事業所など、幅広い業種に対する支援策を早めに決め、動いていく。できるだけ早く臨時議会で審議、可決していただかなければ。
「待った」がかかっている状態の地域新電力会社の設立も丁寧に進めていく。早く実行していくことも求められていると思う。スピードと実行力で、市民目線の改革が進んでいるという姿を感じていただきたい。

−−国、県、市町村とどう連携していくか。

国と連携していなければ、スマートシティに選ばれるはずがない。国土強靱（２４日じん）化にしても、国が管理する一級河川は国が着々と事業を行っている。県の管理河川や県道などについても県に力を入れていただいている。これからも国、県、市町村との連携をさらに進めていく。