推薦・連携型全日制１・５９倍−県立高入試

「自己推薦」導入志願者２６３１人増−県教委

　県教委は２４日、２０２２年度県立高校推薦・連携型入試の志願状況を発表した。同年度から「自己推薦方式」が導入された影響などで、志願者が前年度比で増加。倍率は全日制１・５９倍（前年度比０・７６ポイント増）、定時制０・２８倍（同０・２４ポイント増）、全体は１・５５倍（０・７４ポイント増）となっている。

　自己推薦方式は生徒が推薦書を書いて提出し、学校側は各校の特色や魅力に合わせた検査を行う入試改善の新制度。全体の志願者数は前年度比２６３１人増の４９００人（募集人員３１５２人）で、受験がしやすくなったことなどが要因に考えられるという。

　全日制は３４校（１００学科４コース、募集人員３０７０人）に４８７７人が志願。倍率の高い学科は、宮崎西理数科が５・５０倍（募集人員８人）、宮崎大宮文化情報科が４・８８倍（同１６人）、同普通科が４・１０倍（同４２人）

　県北関係は、延岡普通科が４・０３倍（同４０人）、同メディカル・サイエンス科２・５０倍（同２０人）、延岡工業情報技術科が２・３５倍（同２０人）など。

　一方、倍率が低かった学科は高千穂生産流通科の０・２０倍（同２０人）、福島普通科の０・２８倍（同１８人）、門川福祉科と高鍋農業フードビジネス科の０・４５倍（いずれも同２０人）など。

　県北関係は、高千穂普通科の０・８３倍（同４０人）、同情報ソリューション科の０・８５倍（同２０人）、門川総合学科の０・８５倍（同６０人）、日向工業建築科の０・９５倍（同２０人）など。

　定時制は４校（６学科、募集人員８２人）に２３人がした。

　推薦試験は２月２日に行われ、学力検査や適性検査を実施する（学力試験を行わない学校もある）。合格内定通知は同１５日。一般試験は３月８日（国語、理科、外国語）、９日（社会、数学、面接）にあり、推薦・連携型入試の合格者と併せて同１８日に発表する。