県内、１４日連続でクラスター

日向・東臼杵の県立学校など４例−２４日発表

　県と宮崎市は２４日、日向・東臼杵圏域の県立学校の生徒１３人など県内で新たに４例のクラスターが確認されたと発表した。クラスターの確認は１４日連続。県内累計１３６例で、今月は３８例。うち１６例が学校や教育・保育施設など教育関係で１０歳未満、１０代のクラスターによる感染が目立っている。

　県によると、日向・東臼杵の県立学校では１０代の男性生徒１３人の感染を確認した。居住地は日向市８人、延岡市、都農町各２人、川南町１人だった。

　西都・児湯の県立学校では高鍋町３人、宮崎市、西都市、木城町各１人の１０代男女３人ずつの生徒の感染を確認した。

　県教委高校教育課によると、両校とも当面、当該学年は自宅待機、部活動を停止とするという。

　川南町の事業所では、４０代から７０代の従業員女性７人、男性１人の感染を確認。居住地は宮崎・日向市、門川町各１人で、川南町が５人という。

　宮崎市では、教育保育施設でいずれも同市在住の職員８人、１０歳未満の利用者１１人の感染が確認された。

　県によると２４日時点で第６波のクラスター３８例のうち、小学校１校、高校・県立学校８校、専門学校１校、教育・保育施設５施設、子ども・子育て支援事業所１施設と１６例が教育関連。２４日発表の新規感染者のうち約２６％が１０代以下と、未成年にも感染が広がっている。

　県感染症対策室は「学校は集団生活の中で、学級や部活動での接触や食事などマスクを外す場面で感染が広がっているケースも多い。換気の徹底など感染防止対策とともに、それぞれが不織布のマスクを着用して生活することが最も重要」としている。