手作り小物いろいろ

芽ばかり会が作品展−延岡

◆２月４日まで虎彦サロン

　身体障害のある女性らでつくる延岡市の特定非営利活動法人「芽ばかり会」（富山和子理事長）による手作り小物の展示即売会が、同市幸町の虎彦サロンで開かれている。入場無料。２月４日まで。

　さをり織り、スラッシュキルト、パッチワーク、つまみ加工などさまざまな技法で作った１００種類、４００点以上を用意。大きさ、柄、色も多彩なバッグや小物入れを中心に、スマートフォンやペン入れのケース、壁掛けの縫いぐるみ、ブローチ、ストラップなどの小物も豊富で、来場者の目を楽しませている。

　１５人を定員に現在は１３人ほどが所属する会員は普段、高千穂通の地域活動支援センター芽ばかり作業所で活動。それぞれの能力を発揮して手芸作りに励んでおり、その販売益金を運営費に充てている。

　新型コロナウイルス感染拡大に伴うイベント中止が続き、出品する機会に窮していたところ、虎彦サロンの上田耕市代表に誘われて、一昨年９月に同所での展示即売会を開催。多くの来場者に恵まれ、貴重な機会になったという。

　今回はそれから約１年半ぶりの出展で、テーマは「春を待ちながら」。既に売約済みの製品もあるが、「注文も請けますので気軽にお申し付けください」と呼び掛けている。

　開場は午前９時から午後７時（最終日は同５時）まで。富山理事長は「若い人から年配の方まで気に入っていただける品ぞろえになっています。手作りの温かさを感じていただければ幸いです」と、多くの来場を期待している。