新型コロナ

◆陽性を陰性と伝える接触者が感染−延岡保健所管内

　ＰＣＲ検査を受けた人に対して、検査結果が出ていない段階で延岡保健所が、「陰性」と誤って告知していたことが分かった。県が２８日に発表した。その後、陽性と判明し、延岡保健所が状況説明と謝罪を行った。

　県福祉保健課によると、同保健所管内の家族内で複数が別々に検体を採取、２１日午前に家族の陽性が分かった。その際、結果が出ていない１人について家族から尋ねられたが、リストになかったことから、担当者が「陰性」と誤認して伝えたという。

　しかし、同日夜、「陽性」という検査結果が出て改めて告知した。その間、陰性とされていた人が家族に近い人と接触、２人が濃厚接触者となり、２８日までにそのうち１人の陽性が判明したという。

　県は、事務処理マニュアルの周知徹底をはかり、職員に対して確実な業務遂行を指導するなど、再発防止を図っている。

　河野知事は「本人やその関係者に多大な不安やご負担を生じさせ、深くお詫び申し上げる。今後、再発防止に努める」とコメントを発表した。


◆児童が感染、小学校を臨時休校に−延岡市教委

　延岡市教委は２８日、市立小学校に通う児童が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　同日に児童が発熱したため病院で抗原検査を実施し、陽性を確認。同日まで登校していた。

　学校の消毒作業は既に終了しており、濃厚接触者については保健所が調査中。同校は３１日を臨時休校にする。


◆３１日から業務を再開−日向地区交通安全協会

　日向地区交通安全協会（日向署敷地内）は休止していた取り扱い業務を、３１日から再開する。

　同協会は、職員１人の新型コロナウイルス感染が判明したとして、２４日から業務を休止していた。２８日には、職員全員の陰性が確認され、協会施設内の消毒も完了したため再開を決めた。