スポーツ振興議連を発足−日向市議会

キャンプ誘致など機運醸成

　日向市議会（黒木高広議長）はこのほど、同市の自然環境を生かしたスポーツ関係施策のさらなる充実を図ろうと、全議員で構成する「日向市スポーツ振興議員連盟」を発足させた。スポーツの振興、競技力の向上、合宿やプロスポーツのキャンプ誘致などを推進する。

　同市議会は昨年５月、日向商工会議所が設置しているプロ野球等キャンプ誘致研究会から「アフターコロナを見据えた地域経済の振興を図るプロ野球等のキャンプ誘致の推進について」とする提言書の提出を受け、議会運営委員会などで協議を重ねてきた。１０月には同会議所と市民懇談会を開催。１１月に十屋幸平市長がお倉ケ浜総合公園野球場の改修を発表したことから、同連盟の発足を決めた。

　今後、市民スポーツの現状と課題の確認、市内の関係団体との意見交換会などを行い、役員会や理事会で協議しながら、市全体でのスポーツ振興、キャンプ誘致への機運醸成を図っていくという。

　同連盟の役員は次の通り

会長＝海野誓生▽副会長＝近藤勝久、若杉盛二、富井寿一▽事務局長＝柏田公和▽顧問＝黒木高広


◆日向市スポーツ振興議員連盟役員と懇談−日向商工会議所

　日向商工会議所（三輪純司会頭）はこのほど、日向市スポーツ振興議員連盟の役員を訪問した。

　この日は、三輪会頭、プロ野球等キャンプ誘致研究会の河野豊委員長、飯沼智宏副委員長、黒木廣伸顧問らが市役所の議長応接室を訪れ、同連盟の海野誓生会長、黒木高広顧問などの役員と懇談した。

　三輪会頭は「全員一致で議員連盟ができたのはありがたい。子どもたちがスポーツを通し、明るく生き生きと成長する日向市になるように協力していきたい」と感謝。海野会長は、発足に至った経緯などを紹介し、「スポーツの振興プロスポーツのキャンプ誘致を両輪として、市民の活力、地域活性化につなげていきたい」と抱負を語った。