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水をかぶって息災祈願

本紙掲載日:2022-02-02
3面
水行を行う修法師(2日午前、延岡市松山町の本東寺)

本東寺で星祭り大祈祷会

 延岡市松山町の本東寺(吉田海心住職)で2日、「星祭り大祈祷(きとう)会」が行われ、水行や祈祷で今年一年の息災を願った。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、毎年恒例の豆まきは中止となった。

 寒空の下、午前10時に水行が始まった。檀(だん)信徒がうちわ太鼓を打ち鳴らし「南無妙法蓮華経」を唱える中、千葉県の中山法華経寺での荒行を積んだ吉田静正副住職ら修法師6人が登場。ふんどし姿でお経を唱えながら、たるに入った水をおけでくみ上げ、勢いよく繰り返し頭からかぶった。コロナ対策として水しぶきを浴びないように水行を少し離れて見守った参拝者は、持ち帰ると家内安全や無病息災になるという幣束を求めていた。

 本堂では、海心住職と修法師が家内安全や商売繁盛などを祈祷。法華経の教えが書かれた選経を檀信徒の頭や背中、肩などに当てて回り、身体健康を願った。また、毎月2日に行われている盛運祈祷祭も併せて執り行い、新型コロナウイルスの終息も祈った。

 境内では立春を前に慧日(えにち)梅が咲き始め、白い花を写真に収める参拝者の姿も見られた。

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