教育保育施設で５人−日向

県内クラスター、１日最多の８例

　県と宮崎市は４日、日向市を含む教育・保育施設３カ所など県内で新たに８例のクラスターが確認されたと発表した。１日で８例のクラスター確認は最多。

　県感染症対策室によると、日向市の教育・保育施設では１月３１日以降、園児の１０歳未満の女性２人、職員の３０、４０代女性３人の感染を確認した。居住地は４人が同市、職員１人が門川町。園児、職員約１２０人の検査を進めているという。

　小林市の教育・保育施設では園児１１人、職員２人、えびの市の教育・保育施設では園児１８人、職員４人の感染を確認。宮崎・東諸県圏域の公立学校では１０代の児童５人の感染が分かった。居住地はいずれも国富町。

　宮崎市では別々の事業所の寮で２例のクラスターを確認。それぞれ２０、３０代の女性５人ずつの感染が分かった。同市立小学校では１０歳未満の児童５人の感染を確認した。

　また、同市の高齢者施設では３日に８０、９０代の入所者５人の感染を確認。この施設では情報整理中だが、１月３０、３１日に職員２人の感染が分かり、職員、入所者の検査を進めていたという。

　県感染症対策室によると、第６波の県内のクラスターは計８２件に。発生状況は学校や教育施設等が最多の３４件。職場が１３件で続き、日常生活の中で大きく広がっている。

　また、リスクが大きい高齢者施設が８件、医療機関５件、障害者福祉施設・児童福祉施設が５件。会食が７件、「接待を伴う」を含む飲食店が６件で、その他が４件となっている。