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延岡史談会が会報「縣」

本紙掲載日:2022-02-09
3面

コロナ禍で2年ぶり発刊

 延岡史談会(甲斐典明会長)はこのほど、会報「縣」(あがた)第30号を発刊した。コロナ禍で活動ができず会報は2年ぶりの発刊となった。

 新型コロナ感染症の拡大で会の活動は2020年2月に開催した公開講演会で中断したため、今回は、後藤博文さんが会長だった2019年度と20年度の会報として2年間の研究成果などをまとめた。

 掲載論文には、九鬼勉さんの「延享4年の延岡藩の転封−内藤氏を中心として−」や「伊形土々呂地区史跡調査報告」など力作がそろっている。

 会報は残りわずか、実費で販売している。問い合わせは、甲斐会長(電話090・7161・7672)へ。

掲載内容は次の通り。

【巻頭言】延岡史談会会報「縣」第30号発刊にあたって(会長・後藤博文)

【論文・研究発表】「鹿児嶋土持系図」にみる縣土持氏の動向(甲斐典明)▽延岡史談会もうひとつの歴史(甲斐盛豊)▽延岡藩の犬神〈いんがみ・いんがめ…かぜ〉対策(松田勝則)▽延享4年の延岡藩の転封−内藤氏を中心として−(九鬼勉)▽村治五十年を読み解く(甲斐盛豊)

【研究ノート】高橋元種築城時の縣城について(甲斐典明)

【調査報告】伊形土々呂地区史跡調査報告(磯貝透、松田勝則、甲斐典明)

【史料紹介】特別寄稿・史料「明治十年可愛山激戦記」紹介(佐藤暢勇)

【会員の声】赤星秀貴、小野隆祐、織田祐翔、甲斐穂積「茶の湯の楽しみ」佐藤弘徳▽「延岡の祖先を探す」戸山恵子▽延岡各地域特有の姓氏について」浜松栄一▽「近況報告・私の学習成果〜主体的に歴史を楽しむ心持の大切さ」藤川秋子▽「就農コーディネーター(調整相談員)」松比良久雄

【研修報告】延岡史談会史跡巡検報告「藤江監物と江尻喜多衛門の事績をたどる」史跡部▽「宮崎県地方史研究連絡協議会秋季研究発表串間大会報告」甲斐律子▽史跡部研修「土持氏とその時代・巡検報告」史跡部

【論文・研究発表】文久3(1863)年大阪城周辺地図を読む(本村敏郎)▽ファミリーヒストリー・財前家のルーツ(財前洋子)▽日向神話の歴史的意義についての一考察(渡邉斉己)▽「大嶋家由緒書再撰」中の大嶋家外詰の一例(本村敏郎)

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