新型コロナ−県内２４２人

延岡市３１人など県北４０人−７日

　県は８日、７日に県内で２４２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北在住は延岡市３１人、日向市５人、門川町３人など４０人。県内の累計感染者は１万３９４７人となった。

　新規感染者の県北外は宮崎市１３４人、都城市３２人、西都市と国富町各９人、日南市と串間市が各５人、小林市４人、三股町と高鍋町、新富町が各１人。福岡県と大分県が各１人。

　年代別は１０歳未満３４人、１０代３３人、２０代３１人、３０代２９人、４０代３７人、５０代３３人、６０代１８人、７０代１１人、８０代５人、９０代８人、１００代３人。

　行政検査件数は８８１件で医療機関の検査での判明が１５９人。既発表の感染者との接触歴ありが１３２人、県外との接点が５人、調査中が１０５人となった。

　県北関連４０人のうち、医療機関での判明は２５人。接触歴ありは延岡市が１０人で▽１０歳未満の男性２人、女性▽１０代の男性２人▽２０代女性▽４０代女性▽５０代の女性２人▽７０代女性。

　日向市が▽２０代男性▽４０代男性▽６０代女性の３人。門川町が１０代の男性、女性の２人だった。

　調査中は延岡市が２１人で▽１０代の男性４人、女性▽２０代の男性、女性２人▽３０代男性▽５０代の男性、女性▽７０代の男性、女性▽８０代女性▽９０代の男性、女性４人▽１００代の男性、女性。日向市は１０代男性、５０代男性の２人で、門川町は５０代男性の１人だった。福岡県在住３０代女性は延岡保健所管内の医療機関で確認され、調査中となっている。

　７日時点で県内の入院（２７１床）は９人減の１０４人。病床使用率は３８・４％。そのうち県北では日向入郷（２８床）で７人、延岡西臼杵（５３床）で２０人が入院。自宅療養は２２２２人、宿泊施設は宮崎市９５人、都城市３８人、延岡市３３人が療養している。入院・療養調整中は４４１人。

◆県−ピークアウト見えていない

　県が８日に発表した感染者は前週月曜日の１日（３３０人）から８８人減で、７日連続で前週と同じ曜日比では減少したものの、直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２１３・６人となった。

　県感染症対策室は「新規感染者は依然２００人を超え、県全体としてピークアウトが明確に見えている状況にはない。新規感染者が最多となる傾向が続く水曜日、９日の数字を注視したい」とした。

◆７日に死亡２人は２回接種済み

　県は７日に治療中の基礎疾患がある高齢者２人が亡くなったと発表した。
県によると、７日に死亡が確認されたのは基礎疾患がある８０代と９０代で、いずれもワクチン２回接種済みだったという。県内の死者は第６波では１３人、累計５４人となった。

◆８日に１人が死亡−９日発表、３４０人以上

　県は９日午前、新たな新型コロナウイルス感染者が３４０人以上で、８日に感染患者１人が亡くなったと発表した。詳細は９日午後、発表する。

　前日から１００人以上の増加で、前週水曜日の２日（４６６人）から約１２０人の減少。前週比は８日連続で減少する。県内の死者は第６波では１４人、累計５５人となった。

◆県内クラスター２例

　県と宮崎市は７日、県内で新たに２例のクラスターが確認されたと発表した。宮崎市の事業所と、日南市の高齢者施設。第６波のクラスターは９８例となった。

　宮崎市の事業所では３０〜６０代の７人の感染を確認。日南市の高齢者施設では職員１人と、８０代２人、９０代６人の利用者が感染していたことが分かった。第６波の高齢者施設でのクラスターは１８例となった。

◆児童が感染、小学校を臨時休校に−延岡市教委

　延岡市教委は８日、市立小学校に通う児童１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
児童は７日まで登校。８日に発熱したため病院で抗原検査を実施し、同日に陽性を確認した。
学校の消毒作業は終了しており、濃厚接触者は保健所が調査中。同校は９日、あすを臨時休校にした。