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新型コロナ−県内319人、うち県北49人

本紙掲載日:2022-02-11
3面

治療中の高齢者3人が死亡−9日

 県は10日、9日に県内で319人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北関係は延岡市37人、日向市9人、門川町3人など計49人。県内の累計感染者は1万4610人となった。また、県は9日に治療中の基礎疾患がある高齢者3人が亡くなったと発表した。

 県感染症対策室によると、亡くなった3人はいずれも90代でワクチン2回接種済みだったという。県内の死者は第6波で17人、累計58人になった。

 県北以外の市町村別は宮崎市151人、都城市34人、日南市20人、西都市17人、高鍋町と三股町9人、小林市と新富町、国富町が各5人、えびの市4人、串間市と高原町、綾町、都農町が各2人、川南町1人。県外は大分県、熊本県が各1人だった。

 年代別は10歳未満57人、10代52人、20代35人、30代36人、40代53人、50代23人、60代25人、70代16人、80代12人、90歳以上10人。行政検査件数は1443件で、医療機関の検査で判明が153人。既発表感染者との接触歴ありが193人、県外との接点が4人、調査中が122人となっている。

 県北関連49人のうち、医療機関受診は23人。接触歴ありが、延岡市は24人で▽10歳未満の男性、女性3人▽10代の男性4人、女性▽20代の男性2人、女性▽30代女性▽40代の男性、女性▽50代女性▽60代の男性、女性2人▽70代の女性2人▽90代の女性2人。

 日向市は10歳未満男性、10代男性、20代男性の3人、門川町が10代の男性と女性の2人だった。

 調査中は延岡市の14人が▽10歳未満男性▽10代男性▽20代の男性4人、女性▽30代女性▽40代の男性2人、女性▽60代男性▽70代男性▽80代女性。

 日向市の6人が▽10歳未満女性▽10代の男性、女性2人▽60代の男性、女性。門川町は30代男性1人だった。

 熊本県在住50代女性は、日向保健所の行政検査で判明し、経路などを調べている。

 9日時点で県内の入院(271床)は1人増の112人で病床使用率は41・3%。そのうち県北では日向入郷(28床)で8人、延岡西臼杵(53床)で20人が入院。自宅療養は2052人、宿泊施設は宮崎市86人、都城市39人、延岡市29人が療養している。入院・療養調整中は514人。


◆感染者2人が死亡−11日発表、280人未満

県は11日午前、新たな新型コロナウイルス感染者が280人未満で、10日に感染患者2人が亡くなったと発表した。詳細は11日午後、発表する。前週金曜日の4日(314人)から30人以上の減少。前週比減は10日連続。県内の死者は第6波では19人、累計60人となった。


◆県内クラスター5例、累計203例に

 県と宮崎市は10日、延岡市の高齢者施設2件など5例のクラスターを新たに確認したと発表した。県内のクラスターは第6波で105例。これまでの累計は203例となった。

 県によると、延岡市の高齢者施設は2件。1件は今月4日から9日までに、10〜60代の職員17人、70〜90代の入所者13人の感染を確認した。もう1件は、2日から8日までに20〜40代の職員3人、70〜90代の入所者4人の感染が分かった。それぞれ、さらなる感染拡大を防止するゾーニングを行い、必要な検査を行っているという。

 宮崎市では3件の確認。障害者施設で職員2人と10歳未満と10代の利用者3人の感染が分かった。教育・保育施設では職員5人、園児5人、市立小学校では10代の児童7人の感染を確認した。


◆入院受け入れ病床、新たに確保−県北で3床

 県は10日、新型コロナの入院受け入れ病床を延岡西臼杵の2床、日向入郷の1床など、県内で計7床を新たに確保し、278床に体制を強化したと公表した。緊急時の最大確保病床数も4床増の350床となった。

 延岡西臼杵は2増の55床、日向入郷は1増の29床。そのほか、宮崎・東諸県は3増の94床、日南串間が1増の11床となった。

 また、自宅療養体制を支える協力訪問看護ステーションも体制を強化。県全体で新たに8施設を確保し、63施設に。延岡西臼杵で1増の7施設、日向入郷は6施設で変わらない。

 重症化を予防する中和抗体薬を投与する医療機関は7増の30施設に。経口治療薬を処方する医療機関は17増の54施設、処方する薬局は24増の34施設に強化した。

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