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小売業者への支援を要望

本紙掲載日:2022-02-14
3面
河野知事に要望する県小売酒販組合連合会の齊藤会長

終日提供停止で影響−酒販連合会が知事に

 県小売酒販組合連合会(齊藤一生会長)は10日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」の発令により、飲食店に対する酒類提供の終日停止要請の影響を受けている酒類小売業者への支援を求める要望書を河野知事に提出した。

 要望書によると、業務用酒販店は飲食店に比べて事業規模も大きく損失も多大とし、雇用維持の観点からも飲食店と同様以上の支援または売り上げ規模に応じた協力金の支給を要望。また、酒類提供の終日禁止についても時間指定による提供許可などを求めた。

 まん延防止等重点措置の発令に伴う飲食店への午後8時までの営業時間短縮と酒類提供の終日停止により、主に飲食店に酒類を納入する業務用酒販店などは売り上げがほとんどなく飲食店と同様に休業状態で、「このままでは倒産せざるを得ない」と訴えている。

 知事に要望した齊藤会長は「飲食店にお酒を提供する側のわれわれも酒を扱う者として同じ立場。手を差し伸べてほしい」などと訴えた。知事は「重く受け止めている。感染防止の一方で、影響を受ける経済への対策も打っていく。支援策については現在検討している」などと話していた。

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