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特撮ヒーロー映画製作に寄付

本紙掲載日:2022-02-16
2面
安田町長に目録を手渡した日向屋の請関社長(左)

日向屋「素晴らしい作品に」−門川

 門川町を舞台に製作される特撮ヒーロー映画「天尊降臨ヒムカイザー・ザ・ムービー」(来年公開予定)の製作費として、同町庵川西の日向屋(請関伸社長)は10日、町に100万円を寄付した。寄付金は町を通じ、製作委員会に届けられる。

 同町は昨年12月、宮崎県のご当地ヒーロー「天尊降臨ヒムカイザー」の運営会社インパクトワークス(宮崎市、中野崇社長)と、芸能事務所・海汐プロダクション(日向市、海汐祐希代表)の三者で包括連携協定を締結。

 作品は、ヒムカイザーと同事務所所属の山口太幹(たいき)さん(12)=宮崎市出身=のダブル主演で、出演者を県民から募るなど参加型で製作される。製作費は5000万円を見込んでおり、現在、企業や個人に寄付を呼び掛けている。

 日向屋は、鶏肉加工を中心としたレトルト食品を製造販売しており、昨年、地域経済をけん引していくと期待される「県成長期待企業」に認定されている。

 贈呈式は同町役場であり、請関社長(59)は「門川町をアピールできる良い機会。素晴らしい作品になると期待している。地元企業として少しでも協力できれば」とあいさつ。目録を受け取った安田町長は「コロナ禍で人と人のつながりが希薄になる中、何かつながりを生み出したいと取り組むことを決めた。私たちも一生懸命取り組んでいきたい」とお礼を述べた。

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