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JA延岡いきいき農業塾が開講−24人が受講

本紙掲載日:2022-02-17
2面
いきいき農業塾の開講式に出席した受講生とJA延岡の関係者

楠田組合長「楽しみながら学んで」

 JA延岡(楠田富雄組合長)が主催する2022年度「いきいき農業塾」の開講式が15日夜、延岡市川原崎町の同JA本店であり、同市のほか日向市、門川町からの受講生24人でスタートした。同市祝子町のJA延岡地域農業振興支援センターを研修会場に12月まで、野菜栽培の実技や座学を通して農業の基礎を学ぶ。

 農業塾は、農業を通じた生きがいづくりと就農への意欲を高めてもらうことを目的に1999年度から実施している。21年度までに延べ796人が修了しており、その中には就農をしてJA産地直売所「ふるさと市場」に農作物を出荷するなど活躍している人もいる。

 式では、楠田組合長が「自分の作った野菜が食卓に並ぶのは楽しいもの。それが農業塾の素晴らしいところ。暑い日も寒い日もあると思いますが、皆さん、楽しみながら農業を学んでください」と述べ、受講生を歓迎。来賓代表で、東臼杵北部農業改良普及センターの伊木信仁所長が「実習の苦労もあるかと思いますが、来年の今ごろ、『農産物を育てることを生きがいにしたい』という皆さんの前向きな思いが出てくることを期待しています」とあいさつした。

 講師陣の紹介と年間スケジュール説明の後、受講生は3班に分かれてそれぞれに自己紹介。各班で班長を決めたほか、塾長に黒木誠悟さん(40)=山下町=を選んだ。

 スーパーに勤務している黒木さんは、生産者が野菜などを搬入する姿に感動し、農業に興味を抱いたという。初めての参加で「『どうやって作っているんだろう』と思い、自分でもやってみたくなりました。農業はまったくの初めてですが、いずれは自分でも農産物を作りたいです」と話していた。

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